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もう「孤児」ではない

 Orphan receptor (孤児受容体)というのは生体内でのリガンドが不明な受容体のこと。そのひとつにシグマ-1受容体があった。シグマ-1受容体に高親和性を持つ化合物としてimipramineなどがある(昔、神経科学会でimipramineはシグマ-1受容体のagonistとして働くという話を聞いたような…)。Imipramineは抗鬱薬として使われていることから、シグマ-1受容体は抗鬱薬のターゲットとなっている、、、のかな?
 とりあえずその受容体の生体内でのリガンドは不明だったが、それが同定された。

The Hallucinogen N,N-Dimethyltryptamine (DMT) Is an Endogenous Sigma-1 Receptor Regulator
Science, Vol. 323, pp. 934 - 937, 2009
Dominique Fontanilla, Molly Johannessen, Abdol R. Hajipour, Nicholas V. Cozzi, Meyer B. Jackson, Arnold E. Ruoho
 例によってアブストしか読んでいません。
 何と正体は幻覚剤の一種であるジメチルトリプトアミン だった。うつ病の患者さんではこれが減っていたりもするのでしょうか?そういえばカンナビノイド受容体拮抗薬では抑うつ傾向があるなど、生体ではいわゆる「麻薬」と呼ばれる(呼ばれうる)物質を使うことが多いようです(おそらくこの表現は誤りで、実際には"シグマ-1受容体やカンナビノイド受容体などに作用する物質が「麻薬」と呼ばれうる"という方が比較的正確なのだろうな)。
  1. 2009/02/18(水) 20:52:16|
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