日々の戯言~研究とか薬とかST250とか~

その他ダイエットや就職活動記など色々な出来事の備忘録

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

抗生物質と抗菌剤の違い

 一昨日の続き。「キノロン系抗生物質」について調べていて、初歩的な知識が無いことに気づきました。恥を晒します。

 『Wikipedia:抗生物質』より

抗生物質(こうせいぶっしつ antibiotics)は、微生物が産生し、ほかの微生物の増殖を抑制する物質の総称である。(強調は引用者)


 強調部分の「微生物が産生し」ということを実は知りませんでした。発見初期での原義というのは上記の通りで、その後「他の微生物」だけでなく、ウイルスや悪性新生物の増殖も抑える薬物も抗生物質に含まれるようになったとのことです。つまり広義の定義は

抗生物質は微生物の産生物に由来する抗菌剤、抗真菌剤、抗ウイルス剤そして抗腫瘍剤であり、その大半が抗菌剤である。

です。
というわけで、抗生物質と抗菌剤は同値だと思っていましたが、違うみたいです。抗菌剤の中には、当然人工的に合成されたもの(キノロン系、ニューキノロン系、サルファ剤など)もありますが、これらは本当は抗生物質では無いということです。ただし、一般的には「抗生物質」に含まれてしまっている、ということらしいです。
 従って、昨日の記事のタイトルを正確に書くならば『キノロン系抗生物質』ではなく『キノロン系抗菌剤』です。
 また、微生物だけではなく、ヒトもそのような「抗生物質」を持っているみたいです。それがDefensinというものみたいです(カッコいい)。15-20アミノ酸から構成されるペプチドですが、他の微生物の形質膜を通過することがでる。そして、他の微生物の内部にからその形質膜に穴をあけてしまう、というのが作用みたいです。


まとめ
・抗生物質は微生物が産生し、他の微生物、ウイルスなどの増殖を抑える物質。その大部分は抗菌作用を持つ。
・抗菌剤は人工の化合物も含み、ウイルスなどの増殖は抑えない(主作用としては)。
  1. 2007/11/22(木) 23:07:18|
  2. 薬・製薬会社
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<万能細胞と免疫抑制剤 | ホーム | 錯視>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://ikettie.blog80.fc2.com/tb.php/205-1c083d0c
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

ikettie

Author:ikettie

・博士号(薬学)取得後、とある製薬企業の研究者になりました。
・大学と企業の違いに戸惑いながら日々の思考の変化を追っています。
・コメントお待ちしております。
・初めての方はこちらへどうぞ(070824改編)
・検索エンジンから「ST250」でいらした方はこちらへどうぞ

・ツーリングの目次はこちらです。
・トップ画像の拡大写真はこちら。2010年5月3日@萩ユースホステルからの夕日です。夕日を見送るのが好きなので、良くツーリング先で夕日を見送っています。



上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

カテゴリー

リンク: アカデミアの人々

リンク: 企業の人々

リンク: 医薬関係

リンク: ST250関連

リンク:ツーリング関連

個人的リンク

カウンター(since 2007.03.28)

現在の閲覧者数:

月別アーカイブ

カレンダー

05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -

ClustrMaps

Locations of visitors to 

this page

あわせて読みたい

あわせて読みたい

全ての記事を表示する

全ての記事を表示する

ご意見・苦情など

名前:
メール:
件名:
本文:

ブログ内検索

RSSフィード

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。