日々の戯言~研究とか薬とかST250とか~

その他ダイエットや就職活動記など色々な出来事の備忘録

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

「博士余り」解消へ「20%ルール」!?物理学会が提言 (070717追記)

 Yomiuri onlineより
 

若手の研究者は、仕事時間の20%を自由に使って好きな研究を――。日本物理学会(坂東昌子会長)が、こんなユニークな提言を発表する。
 背景には、博士号を取得しても、希望する研究職につけない「博士余り」の問題がある。若手博士の視野と発想力を広げ、企業など幅広い分野で活躍させるのが狙いだ。


 若手博士の視野と発想力が広がったら企業側は採用してくれるのですか?企業側がそのことをちゃんと判断できるのですか?企業側の枠が狭いままならば20%の時間を自由に使えても結局就職できない可能性も十分あります。それだったら20%の時間も結局普段の研究に使うことになるでしょう(アカポスに就くには業績が必要なため)。少なくとも僕ならそうしてしまうと思う。こんなことを言っているから博士は視野が狭いとか言われそうですが(まだ博士号は無いし…)。

 坂東会長は「若手に新しいことに挑戦する時間を与え、学問の幅を広げることで就職先を増やしたい。若手を雇用、指導する側の意識改革が必要」と訴える。同学会では、他の学会などにも呼びかけ、「20%ルール」を広めていく。


 指導する側が本当に変わるんですか?アカポスは業績が必要ですよね(十分条件ではないが)。そうするとボスからするとアウトプット(労働力)が低下するのは非常に懸念すべき事項ですよね。国内外の競争にも負けてしまう可能性も高くなります。それを踏まえた上で本当に20%の時間を自由に使わせてもらえるのか、非常に疑問です。確かにGoogleでそのようなことを行って、GmailやGoogle Newsが産み出されたということは聞いたことがありますが、同じアナロジーが大学院に通用するのでしょうか?まあ試みとしては良いと思うのですが、指導する側に「20%の時間を遊んでいるんだからその分睡眠時間を削って研究しろ」という意識が無いことを願います。

 博士余りは、産業界の受け皿が少ない生物科学と、物理などの基礎科学分野で深刻。大学院の博士課程進学者は2003年度をピークに減少するなど、博士離れも生じている。


 博士離れは当然でしょう、薬学系はまだまたいい方だと思いますが。それよりあえて「生物科学の受け皿が少ない」ということを書いたのが気になります。いや、勿論企業就職に関しては枠が小さいのは身をもって体験しましたが、人文科学、社会科学などと比べても少ないということは無いと思います。むしろ文系の方が大変でしょう。それとも母集団の人数が違い過ぎるから単純には比較できないのでしょうか?または自然科学しか視野に無いのでしょうか?
 文系博士、出口ないトンネル(Yomiuri onlineより)

「論文を書く時間がなく常勤職に応募もできない。任期付きでも雇用があるだけ理系博士は恵まれている」と、この男性は嘆く。


 ただどちらがどうとかでは無く、次のことが重要。同じく「文系博士、出口ないトンネル」より

漂う博士の現状を放置すれば、若い世代に間違ったメッセージを送ることになりかねない。


 別に必要以上に悲観的になることは無いと思う。こういう先生もいらっしゃるようだが僕は他人が博士課程に進むことを勧めもしないが止めもしない。重要なのは実態を知ること、そして実態を知った上で決断をすること。勿論決断できる環境下におかれていることが前提なのだが…。



(070717昼追記)
 若干酔い過ぎた勢いで書いてしまったので文章が雑ですが、言いたいことは(部分的にですが)言えているのでこのままにしておきます。
  1. 2007/07/17(火) 00:57:27|
  2. 博士・ポスドク問題
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<新規神経栄養因子CDNFは中脳ドーパミンニューロンを保護、救済する(2) | ホーム | 新規神経栄養因子CDNFは中脳ドーパミンニューロンを保護、救済する(1)>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://ikettie.blog80.fc2.com/tb.php/119-f95bc4e9
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

ikettie

Author:ikettie

・博士号(薬学)取得後、とある製薬企業の研究者になりました。
・大学と企業の違いに戸惑いながら日々の思考の変化を追っています。
・コメントお待ちしております。
・初めての方はこちらへどうぞ(070824改編)
・検索エンジンから「ST250」でいらした方はこちらへどうぞ

・ツーリングの目次はこちらです。
・トップ画像の拡大写真はこちら。2010年5月3日@萩ユースホステルからの夕日です。夕日を見送るのが好きなので、良くツーリング先で夕日を見送っています。



上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

カテゴリー

リンク: アカデミアの人々

リンク: 企業の人々

リンク: 医薬関係

リンク: ST250関連

リンク:ツーリング関連

個人的リンク

カウンター(since 2007.03.28)

現在の閲覧者数:

月別アーカイブ

カレンダー

04 | 2017/05 | 06
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -

ClustrMaps

Locations of visitors to 

this page

あわせて読みたい

あわせて読みたい

全ての記事を表示する

全ての記事を表示する

ご意見・苦情など

名前:
メール:
件名:
本文:

ブログ内検索

RSSフィード

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。