日々の戯言~研究とか薬とかST250とか~

その他ダイエットや就職活動記など色々な出来事の備忘録

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広島カープ

 ちょっとしたグチをこぼしたところ、思わぬところでコメントを頂いた。この際カープというカテゴリーも作ってしまおう。今年はとっくにストーブリーグだが、黒田移籍・佐々岡引退でどうなるのか心配だ。

 最近はあまり見ていなかったが、高校生のころは結構球場に行っていた。当時は東京に住んでいたので専ら神宮球場へ、東京ドームはどうも閉塞感があって嫌いだ。東京ドームは完成直後に一回、神宮のヤクルト-広島戦が雨で流れて仕方なく日ハム-近鉄戦を見に行った、計二回しか行っていない。
 
 懐かしくなって色々調べていたらすごいページを発見した。『スタメンデータベース』というページで、1981年以降全ての試合のスタメンが載っている。惜しむらくは、対戦相手が載っていないことだがそれにしてもすごい。

 一番よく行っていた1995年は、江藤智の39本目の本塁打や、野村謙二郎の30個目の盗塁(3割はほぼ確定、30本塁打は既にクリアしていたはず)を見ることもできたと記憶している。
 そんな中、1995年のカープのスタメンを眺めていると、懐かしい名前を1995/09/21に見つけた。「千代丸」である。まあこんな選手であり、私の目の前でも二打席連続三振を喫し、その後代打を送られていた…。

 優勝こそ野村ヤクルトだったが、カープも非常に魅力的なチームだった。最近のことは良く分からないが、影から見守ることにしよう…。



 明日は内定式。あいにくの天気みたいですが初対面の人が多いので楽しみです。



 吉田豊彦も引退らしい。

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  1. 2007/09/30(日) 20:49:46|
  2. 広島カープ(+その他野球ネタ)
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田辺三菱製薬の研究員がいらっしゃった

 推敲中の段階で一度公開してしまった文章です。気をつけます。



 研究室の卒業生で新生田辺三菱製薬に勤めている方がいらっしゃった。研究室で就活する人に対する一種の説明会。せっかくなので参加させて頂いた。
 しかし…頻繁に「三菱化成」という単語が出てきたのでなんだろう、と思って調べたらかなり前の会社だった…


三菱化成+三菱油化→三菱化学

三菱化学の医薬事業部+東京田辺製薬→三菱東京製薬

三菱東京製薬+ウェルファイド→三菱ウェルファーマ

三菱ウェルファーマ+田辺製薬→田辺三菱製薬


東京田辺製薬は田辺製薬と同じ会社だった。1900年代初頭に独立。田辺製薬 - Wikipediaより

ウェルファイド=ミドリ十字+吉冨製薬


 どこまで書いていいのかよく分からないけど、これまでに書いたこととそれほど大きな乖離は無かったので大丈夫でしょう。本当に書けないようなことは言わないだろうし…。
 一応「以下の文章は会社の公式の見解ではありません。その方個人の見解を私が勝手に解釈したということで、全て私の妄想です」という事は念頭に置いておいて下さい。

採用
・今年度に関しては昨年度と同程度採るのでは?
・採用は「田辺三菱」として行う。こちらですね。
・生物系に関しては、やはり動物を扱える人と良いかも。別に必要条件では無いと思います。

事業所
・研究所は横浜と戸田にあるが、集中させるの?(*1)。当面は両方使いそうな雰囲気…。

合併について
・三菱系の人たちは合併に慣れた印象。その方はもともと三菱化成の方で、4回目だそうだ。
・田辺の人たちは初めて(大正とはご破算)なので、慣れていない感じ。
・一度経験してしまうと慣れてしまうのかな?そうなると、どんどん業界再編、ということになるのかも。

新しい会社について
・新しい会社は、当面はラジカットとレミケードが中心になる。
・しかし新しい薬が出ていないのでちょっと苦しいかも(三菱ウェルファーマはラジカット以来新しい薬は出ていないそうだ。しかしそれでも売り上げは伸びているとのこと。MRの力?)
・従って、最近は適応追加が多い。
・旧田辺製薬が始めようとしていたジェネリックについてもやるみたい。
ジェネリックについては「内科開業医のお勉強日記:ジェネリック薬品の問題点も放送せよ!」を踏まえると、沢○製薬などよりもMR数が多く、製品情報も豊富だと思うので意義はあるのでは…?と思います。

中枢の薬
・動物モデルの限界というか、やはりヒトとは違うと痛感することは多い。
・虚血(?)の治療としてNMDA antagonistが一時期業界的に流行っていたが全てphase IIでこけた(?)。
・しかし当たれば大きい。大塚製薬のアリピプラゾールなど。

さらなる合併について
・否定も肯定もしていなかった(*2)。勿論一社員がどうこうすることもできないというのはある。


(*1)
そういえば第一三共の品川と船堀はどうするのでしょう?どちらも都内で羨ましいです…。

(*2)
相変わらず「三菱田辺+エーザイ」という検索が多いです。現時点では可能性が低いと考えます。勿論数年後は誰にも分かりませんが。


Sankei WEBに関連記事
田辺三菱製薬が来月発足 大手仲間入りも課題山積

個人的な関連記事
田辺三菱製薬(2007/07/15)
田辺三菱製薬(2007/08/18)
もう少しタイトルを工夫しなきゃですね…


 ちなみに日本語では「田辺三菱製薬」ですが、英語だと"Mitsubishi Tanabe Pharma Corporation "です。この前教えて貰いました。どちらの顔も立てる、一種の両論併記みたいな感じかと思いましたが、違うようです。海外では"Mitsubishi"ブランドが強いから、と聞きました。

 あとM1の後輩(就活中)が頼りなくてますます心配になりました…。
  1. 2007/09/28(金) 22:20:17|
  2. 博士課程での就職活動
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院生・ポスドクの「労働」時間~Mu-Ming Pooからの手紙~

 potasiumchさん経由で知った。

A Scary Letter from Poo Lab@UC Berkeley

 Mu-Ming Pooと言えばneuroscienceをかじったことがある人なら知らない人はいないだろう。最後の"g"は読まない(と思っている)ので読み方は「ムーミン・プー」(?)。Neuro2004にいらっしゃった時に初めて見たが、こんな名前なのに見た目は結構怖い
 ちなみに第81回日本薬理学会年会でもいらっしゃいます(Masashi Yanagisawa先生もいらっしゃるようです)。同列に並べてしまうのもおこがましいですし、まだ確定ではないのですが、一応私も発表予定です。

 肝心の内容についてはほぼ全てpotasiumchさんが触れられている。[ ]内引用者。

・成功した若手研究者の勤務時間は週60時間以上。[院生・ポスドクの区別なんてないですよね、多分…]
・とりあえず週50時間は働け。
・平日の休みは年20日が限度。[月2日と考えれば20日は休んでいないかも…あれ?学会の扱いは?長期休暇は…?]
・(ポスドクまでに?) Nature 2本出していれば少しゆっくりしても良い。
・仕事は少なくとも Journal of Neuroscience レベルのものを。


 週60時間以上研究室にいることは間違いないのだが、どのくらいの質が求められているのか良く分からない。Pooのことだから結構厳しそう…。以前偉そうなことを書いてしまったが、自分自身がダメ院生だ…。

他に目を引いた点について

On the whole, I understand and accept the fact that you may not fulfill the above requirements all the time, due to health reasons, occasional personal business. But if you do not like to follow the rules because it is simply a matter of choice of life style, I respect your choice but suggest you start making plans immediately and leave the lab by the end of January 31. I will do my best to help you to locate a lab to transfer or to find a job. If you do accept the conditions I describe above, I am happy to continue to provide my best support to your work, hopefully more than I have done in the past. I will review the progress of everyone in the lab by the end of June of 2002. I expect everyone to have made sufficient progress in the research so that a good paper is in sight (at least to the level of J. Neuroscience). If you cannot meet this goal at that time, I will have to ask you to prepare to leave my lab by the end of August.
(下線部は引用者)


 自分のことはともかくとして、「やる気のないやつは去れ」と言うような事は正論だと思う。やる気の無い人がだらだら実験しても、本人にとっても時間やお金の無駄だし、研究室にとっても色々無駄なことが多い。精神的にキツイこともあるが、PIが全面的に(少なくともPI本人が受けた以上には)支援してくれる、というのはありがたいことだ。

…でも"at least to the level of J. Neuroscience"は…無理だなあ(*1)。いわんやNature 2本をや。


(*1)
出していない自分がいうのもアレだけど、学部+修士+博士の6年間でJ. Neurosci.が出せないか、というとそれは無理ではない気がする。ただ、それはそれまでに全く業績がでなくても良い、別のグループが先に出るかも…みたいな状態に耐えられるのならば、ということかな。自分の場合は「とりあえず早めに出しておいた方が良いだろう」ということでIFでいうとJNの半分程度の雑誌に出してしまった。同じ主張の論文がほぼ同時期に出たので結果的には正解だったのだが(*2)。そういう意味では"At least JN"とか言われると…自分には無理だったのかもしれない…まだ終わっていないけど。

(*2)
再現性は確認されたが、それはそれで「誰でも思いつく」ということなので残念なのだが。早めでもJNに出せるだろう、というツッコミは無しで。あっという間にrejectされて帰ってきました(泣)。
  1. 2007/09/27(木) 21:28:10|
  2. 研究室
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吉川医薬経済レポート

 「週刊 吉川医薬経済レポート」というホームページがあります。つい先日知ったのですが、正直もっと早めに知っておけば良かったな、と思います。私も含め、非業界人にはちょっと分からないものもありますが、それでも読むべき記事が豊富にあります(見出ししか見ていないので何とも言えませんが)。これから製薬を志望する方々にも有用な記事が多いと思います。

 例えば7月号の「vaptan系低ナトリウム血症治療薬」ですが、正直良く分かりません。薬剤師国家試験にありましたっけ?それでもわかりやすいな、と思ったのは会社間の開発の進捗具合は一目でわかる所です。会社毎にパイプラインは公表されていますが、まとめてあるのはなかなか無い(と思います)。

 一つ一つの記事もそれほど長くないのでちょっとした待ち時間にも読めるので、少しずつ勉強していこうと思います。論文を読めという気もしますが…。

 新しい記事に関してはメルマガ購読をしているので確実に読むことができますし、おススメかもしれないです。ただBioTodayやBiotechnology Japan、Nikkei Business onlineなどなどその他多数も来るのでメルマガが増えて大変ですが。最近ようやく減ってきたのが就活関連のメルマガですが、その代わりに、最近は出会い系が増えています…。たまに重要メールが迷惑フォルダに送られたりするので定期的にチェックしなきゃいけないですし…。面倒くさくなるとなんのためのメルマガか…と言うことになってしまいますが。

  1. 2007/09/26(水) 22:28:38|
  2. 薬・製薬会社
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月を撮る

 中秋の名月、ということで研究室からも月がキレイだったので写真を撮りました。

 普通に撮ると…




 こういう画像になってしまう…。月が明るすぎて中央部はsaturationしているし、周囲はハレーションしている。GFPを発現しすぎだ。何枚か検討するけれども全てこういう写真…。
 そういえばどなたか月の写真の撮り方について書かれていたような…。色々検索してみたら…あった。はねさんの「いつかの月のように」という記事だ。コメント欄で「AEロック」という単語が…。当然知らないのでググる。
 するといくつか出てきて、一番わかりやすかったのがAllAboutだった

AEロック
露出、つまり絞りとシャッタースピードの設定をロックすること。

写真の露出は、明るさは絞りとシャッタースピードのふたつの要素で決定される。
露出はカメラが測ることで自動的に設定されるのだが、多くのカメラはファインダーの中央部で測光しているため、カメラの向きを変えれば露出も変わってしまう。
そこで、AEロックを使えば露出の設定を変えることなく、フレーミングを自由に変えることができるようになる。

AEロックの使用方法はカメラによっても違うが、一般的にはシャッターを半押しすることでAFロックでピントが固定されると共に、AEロックが行われて露出も固定される。


 なるほど、ということで試してみました。半押しは後輩の机の電気を拝借。
すると…


お、何かよさそうじゃないですか?
ズームでもう一枚撮ってみる…。



撮れましたよ( ̄ー ̄)ニヤリ

  1. 2007/09/25(火) 20:46:55|
  2. 戯言
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我がふり直せ

『キャリアの選択肢』のコメント欄

気に入らなかったら回答しませんので、ご安心を。


とか書いておきながら…

『養老孟司氏の創る壁』

それよりも問題だと思うことがあり、コメント欄でも言及されていた。上述のJ-CASTの記事から引用。


一方の養老さんだが、養老さんの事務所に聞いてみると、

「(養老さんは)これまでも、反対される方と戦うとか、反論のコメントを出すということはありませんでしたから、今回もそうなるでしょう。反対するなら、どうぞ『ご勝手に』、ということですね」
と話す。質問状が手元に届いても見ずに捨ててしまうだろう、ということだった。


 本当にこういう人なんですか?確かに壁を感じます。


とか書く人はどうなんだろう。滑稽だ、気をつけよう。

  1. 2007/09/24(月) 22:53:39|
  2. 戯言
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ツーリング~富士山~

三度某mixiの「ST250 in 東京」オフ会ツーリング、今回は富士山へ。

東京IC集合(*1)→東名で御殿場IC→富士山スカイライン(*2)→富士山新五合目、富士宮口(*3)→白糸の滝(*4)→道の駅朝霧高原(*5)→西湖(*6)→勝沼町天空の湯(*7)→勝沼ICから中央道、首都高経由で家へ(*8)

(*1)
集合は東京IC付近のコンビニ。今回呼びかけた割にはちゃんと連絡しなかったためお一人合流できず。申し訳ないことをしてしまった。反省。

(*2)
富士スカイライン自体は空いていた。

水ヶ久保公園


水ヶ久保公園?にて富士山方向の写真。雲しか見えません。この中に突入して行っても…と先が見えていたのですが、とりあえず行ってみる。

(*3)富士山新五合目、富士宮口へ。
丁度マイカー規制が解けた頃合いを見計らって行ったわけだが、考えていることはみんな同じ。混んでいた。
上はかなり涼しかったです。下界は35度位だったらしいが、上は20度位。ちょうど快適、というよりは若干寒い。
昨年河口湖口から富士山に登頂したのだが、スカイラインは富士宮口。晴れていれば駿河湾が一望できるとかいう話だったが、霧だか雲だかに覆われて何も見えなかった。混んでいたので早々に立ち去る。

再び富士山スカイラインへ。木々の間を走るので快適だが、何も見えない。一瞬開けたところから富士宮市街が見えた。

富士宮市


遠いから写真だとあまり分かりませんね。

富士宮市


拡大してもよく分かりません。

(*4)
白糸の滝に到着、いくつか滝があった。

音止の滝


音止の滝です。


白糸の滝


これが白糸の滝?

(*5)
R139経由で道の駅朝霧高原に到着。高原だったからか、若干涼しかったがそれでも暑かった。
パラグライディングする人多数。気持ち良さそうだが高所恐怖症の自分には無理だろう。

(*6)
西湖での一枚。

西湖


結局この日は富士山は見えなかった。その後湖畔を走り、R137(御坂みち)で甲府盆地へ。

(*7)勝沼町天空の湯
名前に惹かれて行ってみた。内湯と露天があったが、露天はかなり開放的。甲府盆地が一望できた。

甲府盆地


写真は駐車場からの一枚だが露天風呂からの光景もこんな感じ。当然向こうからも見えるのだろうが…。

(*8)
中央道・首都高初体験。

中央道は…特に書くことも無かった。上信越ほどではないが常磐、東北、東名、関越に比べるとトンネルが多かった。これは変化に富んでいるということでもあるので、眠くならずにすんだ。

談合坂SAでVolty見かけたのは収穫かな?もともとはVoltyに乗りたくて免許を取ったので。

首都高は渋滞していたが、分岐など多かったのでかえって助かったのかも。首都高を乗りこなしたいとは思うのだが、今のままではどこに迷い込んでしまうのか分からない。これも地図を見るだけでなく実際に乗らなければ覚えられないのかな…。


5735km→6106kmで371km

 8月だけで袋田・いわき、那須、南房総、富士山と結構走れた。本当は富士山の翌日に「道の駅スタンプラリー」を行いたかったのだが、データ解析&論文書きで断念。
 これほどのペースで乗れることは当分ないだろう、ひょっとするともうないのかもしれない。

 STさんは2006年4月中旬購入で、一年間で2450kmしか乗れなかった。2年目は5ヶ月で3700km、行きたいところは山ほどあるのですが、博士発表が間近に迫ってきているので正直余裕が無くなりつつあります。

 確実にペースダウンするかと思いますが、乗らないと調子が悪くなるので週一位で乗りたいものです。就活の時はかなり乗らなかったので大変でした…。
 家の近くで深夜プチツーリング、それもいいじゃない。おっかなびっくりであまり遠くへ行けなかった頃、思い起こせば自分とSTさんの原点はそこにあるし。

  1. 2007/09/23(日) 21:10:44|
  2. ST250
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研究室の就活事情

 D2とM1合わせて6人いるが、製薬を受けるのはM1一人(A君:仮名)。あとは他の進路。

 話はA君について。随分前から決めていたらしいので、ここに書いてあるようなことを修正したもの+αを大分前に渡しておいた。
 ところがこともあろうにエントリーシートで悩んでいる。いや、悩むのは当たり前、自分もかなり悩んだ。しかし悩んでいるレベルがおかしい。今悩んでいるところは夏休み中(セミナーの無い時期)とかに考えておくべきだって言ったはずだろうヽ(`Д´#)ノ

 しかしここで怒ってはいけない。とりあえず諭すように、早めに書くように言っておいた。もうエントリーは始まっていますし。


 そういえば一番早かった中外の一次選考は9月中だった気がする。グループディスカッションの最後に今後の日程を言われ、通ったらSfNと重なっちゃうなあ、と困っていたのですが。
 呼ばれなかったので、杞憂に終わりました…。

話はA君について

別の後輩B君『彼は口で言ってもなかなか分からないんですよ』

私『ん?口で言っても分からないって、じゃあどうすれば良いんだろう?「ロバを水飲み場まで連れてくることは出来ても、水を飲ますことは出来ない」って言うし(*1)、無理やりやらせることはできないだろう。あ、ひょっとして落ちれば、というか落ちなきゃ危機感を抱かないのか…orz』


 前途多難なようです…。とりあえず厳しい厳しいと煽っておきました。「煽る」というのは不適切ですね。実際厳しいですし。


(*1)
実際にはそんなことは言っていません。似たようなことは言いましたが。


最悪の一日
1. 佐々岡引退、黒田移籍?
2. 細胞を播いた24時間後に培地交換をする必要があるのだが、明日出撃したいので今朝6時に播いた、これで明日は朝一で培地交換すればいい。と思ったら…明日は雨らしいorz。
  1. 2007/09/22(土) 20:44:22|
  2. 研究室
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養老孟司氏の創る壁

 NATROMさんの『NATROMの日記』の「バカの壁」(*1)じゃなくて、「喫煙者の壁」で教えて頂いた。養老孟司氏について。

 文藝春秋の記事は見当たらなかったけれど、J-CASTニュースに少し書いてある。

養老孟司の超刺激発言 「たばこの害根拠なし」「禁煙運動はナチズム」

 事実ならば、これは酷い…。「喫煙者」と一括りしてしまうのは若干乱暴なのだが、相手は「バカ」を一括りにしてしまう方なので良いのか、と錯覚してしまう。また、非喫煙者も「こういうことを言っているから喫煙者は…」というような見方をしてはいけないのだろうがしたくもなる…。
 コメント欄では、養老氏は暴論であることを理解した上での発言ではないかとの解釈も。まあ真実は分かりませんが、こういう発言をするとかえって風当たりが強くなることは予測可能だったはず。そのあおりを受けて他の喫煙者も困る可能性がでることだって予想可能だろう。それでも敢えて言ってしまったのか?逆ギレした子供みたいだ…。他の喫煙者は養老氏に黙っていて欲しいのではないだろうか(*2)

 それよりも問題だと思うことがあり、コメント欄でも言及されていた。上述のJ-CASTの記事から引用。

一方の養老さんだが、養老さんの事務所に聞いてみると、

「(養老さんは)これまでも、反対される方と戦うとか、反論のコメントを出すということはありませんでしたから、今回もそうなるでしょう。反対するなら、どうぞ『ご勝手に』、ということですね」
と話す。質問状が手元に届いても見ずに捨ててしまうだろう、ということだった。


 本当にこういう人なんですか?確かに壁を感じます。

 そういう養老氏は北里大学教授であり、東大名誉教授でもある。Wikipediaによるとかつては東大医学部解剖学第二講座の教授だったそうです。東大医学部の解剖学というと廣川先生が真っ先にでてきますが、養老氏も解剖学だったみたいですね。
 こちらが研究業績ですね。論文だけで判断するのは良くない、と言ってもこれで東大医学部教授?という気がする。知っているのは「J Biochem (Tokyo). 」と「Tanpakushitsu Kakusan Koso.」だけです。他の雑誌はその分野では権威のある雑誌なのかもしれませんが。



 まあ、ここまでは愉しめたのですが、実は自分も壁を創っている事に気付きました。この辺の「理学」、「薬学」(他にも「医学」、「工学」、最近では「生命科学科」みたいなものもありますが)などのことです。
 他人のことを笑っている(*3)場合ではないですね。分かっていますし、分かろうともしているのですが、なかなか壁を崩すことができない自分がいます(*4)

(*1)
読んでいないので誤解があったら指摘をお願いします。

(*2)
私は吸いません。

(*3)
苦笑い

(*4)
バカかどうかは分からない。
  1. 2007/09/20(木) 22:22:35|
  2. 戯言
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BioTodayについて

 BioTodayのメルマガはかなり重宝しています。情報満載ですし、毎日配信されます。しかし一点だけお願い(?)が…。

例えば

「孤独感が強いヒトに特有の遺伝子発現パターンが存在する
2007-09-17 - 新たな研究により、孤独感(社会的な孤立感)と関連してゲノム全域の転写活性が変化することが示されました。 (4 段落, 295 文字)
‥> [この記事全文を読むには有料会員登録が必要です]
‥> [有料会員登録がお済みの方はログインしてください]


のように論文の紹介もありますが、これでは出典が分かりません。お願いです、解説は読めなくていいですから、出典だけでも教えてください。これは有料会員なら全文が読めて、出典も記されているのでしょうか?

まあ自分で調べてしまえばいいのでしょうが…。
Social regulation of gene expression in human leukocytes.
Genome Biol. 2007 Sep 13;8(9):R189
Cole SW, Hawkley LC, Arevalo JM, Sung CY, Rose RM, Cacioppo JT.

今日配信の文献。

両眼視に不可欠な遺伝子が同定された【オープンアクセス文献】
この記事にコメントする
2007-09-19 - 両眼視の動物は、2つの目からの情報を調和させて1つの像を作り上げる必要があります。 (6 段落, 432 文字)


元論文はこれでしょうか?
Ten_m3 Regulates Eye-Specific Patterning in the Mammalian Visual Pathway and Is Required for Binocular Vision.
Leamey CA, Merlin S, Lattouf P, Sawatari A, Zhou X, Demel N, Glendining KA, Oohashi T, Sur M, Fässler R.
PLoS Biol. 2007 Sep 4;5(9):e241



 サークルの同期のメーリスがあるのですが、大学のメールを受信先に登録していました。しかし、修了してしまうと使えなくなるため、G mailに登録しなおしたのだが、どうやら迷惑メールと認識されていたみたい。結婚式の二次会の招待があったらしいのだが、「返事すら返していない」という状態に…。はい、勘弁して欲しいです。いちいち「迷惑メールフォルダ」なんてみませんよ。
  1. 2007/09/19(水) 21:36:02|
  2. 戯言
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「研究室選び」と「卒業後」

 昨日の記事について、『5号館のつぶやき』で紹介して頂いたところ、アクセス数が普段の三倍位になりました。今までで一番多いです。流石、影響力があります。ちなみにこれまでに一番多かったのは「Cellの表紙」だったりします…。

 それはともかくとして、以前の研究室選びの話今回のキャリアの話は全て根は同じ所にあり、切り口が違うだけと考えています。根本的な問題があり、それの表現型として在籍中のことや、卒業後のことが出てくる、と。まあそもそも問題点を把握しきれているわけではないので偉そうなことは言えませんが…。仮に根本的な解決策があり、それが実行されれば芋づる式に問題は解決するのではないかと思います。問題点すら認識できていないので解決策なんてわかりようもないですが。
 しかし、『5号館のつぶやき』での色々な議論が成熟していく過程を見ていると、それほどunhappyな未来が待っているわけではない気がします。勿論さまざまな困難が待ちうけているとは思いますが。



カウンター10000突破。
  1. 2007/09/18(火) 21:26:37|
  2. 研究室
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キャリアの選択肢

 就活というかキャリアについて…。

『うすっぺら日記』より
「アカデミアへの進路の固定はどうしてなのか」
「なぜアカデミア志向は瓦解したのか」
 非常に鋭いご意見なので、まずは全部読まれることをお勧めします。

 lanzentraegerさんの仰るように一般論として語るのは危険なのですが、stochinaiさんが否定していない(むしろ肯定的に捉えている)ことから、私の中での「理学部・理学系研究科の人々」像は実際とそれほど大きくは違わない気がします。これは個人の問題ではなく「理学系の大学院」の問題なのかもしれません。しかし「理系の大学院」全般の問題ではないと考えます。

 以前の文章から。

 それはそれとして、博士課程に進むにあたって残しておきたかったのがアカデミアへの道と企業就職の道の両方だということになります。現在の研究室ではどちらにも道があります(正確にはどこにでもありますが)。

 あえてこのような書き方をしたのは、そもそも企業就職に関しては専攻によってかなり温度差があるのではないかと思っているからです。私の誤解かもしれませんが、理学や工学の人々は博士課程に進む時点でほとんどの人がアカデミアを考えるものだと認識しています。すわわち「博士進学≒アカデミア」と。そしてアカデミア以外の道、例えば企業就職、を選ぶと「ドロップアウト」とみなされてしまうと。

 しかし私の所属する薬学では必ずしも「博士進学≒アカデミア」ではないと考えている人が多いと思います(所属研究室の教授からしてそうです)。ある程度は「研究職」で、という意識はあると思いますが、博士修了後の企業就職も一つの選択肢として考えられていると思います。
 
 この企業就職に対する意識の違いというのは馬鹿にならないと思います(自分自身の意識と周りの意識の両方です)。大手を振って、とはいいませんが、周り(教授以下学生まで)が就職活動を理解、許容してくれるというのは恵まれていたと思います。勿論長引けば実験が遅れて後が大変ですし、堪忍袋の緒が切れがちになることもあります。ただ最初から「ドロップアウト」とみなされてしまうと言うことがないのは大きいと思います。


 この考えは基本的に今も変わっていません。工学の人々に関してはよく分かりませんが。


失礼な話かもしれませんが…。lanzentraegerさんの仰ることで一点疑問があるすれば

>就職しようと思ったきっかけはかなり早い段階だった。おそらくM2の時にぼんやりと思い始め、D1、D2で強くなっていった気がする。

と仰っていることから、かなり早い時期から就職に対する意識を抱かれていたようです。にもかかわらず実際に就職活動を開始されたのはD2の10月~11月の頃のようです(と理解しております)。少なくとも製薬や一部の食品の募集は終わっている時期だと思います。このタイムラグ(とでも言うのでしょうか)は何故生じてしまったのか?と言うのが疑問です。
 別に製薬に行く事が良いかどうかは分かりません。ただし就活に関しては、早くから始めた方が選択肢も広がりますし、内定する可能性も高いように思えます。迷われていたということかもしれませんし、就活し辛いような環境だったなら躊躇ってしまうということも理解できているつもりです。逆にその辺りに、今まさに躊躇っている人々へのヒントがあるのかもしれません。D2の就活はちょうど始まった時期ですし。
 単にlanzentraegerさんがこれらの企業に興味が無いだけなのかもしれませんし、個々人で事情も異なってくるので私が何かを言うようなことではありませんが…。

 こちらも参考になります。
『ある理系社会人の思考』より
「博士の就職活動」
「企業研究と基礎研究の切り替え」



 上の引用文で訂正をするとすれば、自分の考え方をあたかも薬学の人間の一般論としているところですね。人によって、また所属研究室や大学によって事情が異なってくるとは思うので一般化することはできないと思います。
 しかし、博士課程の途中で精神的に研究をこれ以上進められない、という学生に対しても就職の斡旋をする教授の話を聞きました(所属研究科の有機化学系の教授ですが)。
 また、研究科の同期に関してはD2の時に「就職をする・しない」という話が出ていたので、最初から選択肢が無いわけではありません。
 従って、実際に選ぶ道は違うかもしれませんが、ある程度の理解は得られると思っています。

 過去、学位が不必要な企業から内定を貰い途中で研究室を去った人もいます。しかし、それを「ドロップアウト」というのは違うと思います。もっともアカデミアしか見えていない方には、本当に視野から消えるわけですから、「ドロップアウト」としか映らないのかもしれません。そのような方からすれば、私のような者も「ドロップアウト」組なのでしょう。

 私自身は、そもそも「博士課程に進んでまで企業就職?」という考え方がおかしいのではないかと思います。これはそもそも「博士課程」の捉え方に違いがあるのかもしれませんが。
 それともおかしいのは私の方でしょうか?まあ「おかしい」、「おかしくない」という問題では無いのかもしれませんが、少なくとも少数派だと思います。
  1. 2007/09/17(月) 20:37:06|
  2. 博士・ポスドク問題
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チェーン交換

 かねてからの懸念材料だったチェーンだったが、セール中だったので交換してしまった。6200km。

まさに

RKのGR520RX 110コマを108に詰める。

ということです。色は黒、シルバーやゴールドにする必要はないし。というより黒以外は似合わないだろうな。

乗って帰ってきてもあまり違いは分かりません。違いの分からない男orz…。

伸びるのが遅くなると期待しているのですが、こればかりは乗らねば分からない。
次のツーリングは…いつになるのだろう…。
余裕なし…。


純正チェーンさんありがとうございました。伸びるのが早いとヒヤヒヤしていましたが、お疲れ様でした。
  1. 2007/09/16(日) 21:24:01|
  2. ST250
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NB100 第一三共

学会中だったので全く気付きませんでした。

NBonline、NB100より
第一三共 業績好調、でも株価が下がる意外な理由

NB100はこういうタイトルが多いですね。
「エーザイ 笛吹けども株価は踊らず」
「アステラス製薬 R&D費減少で増益見込みに市場からは?」
「武田薬品工業 好決算を目前に控えて株価が下がる理由」

等々。
それだけ厳しい状況なのかもしれませんが。

で、第一三共についてメモ…。

・株価が冴えない。
・足元の業績が悪いわけではない、むしろ好調。これはオルメテックに因るところが大きい。

株価が下がり続けている理由
・あがりすぎた反動。これはプラスグレルへの期待感のあらわれ。プラスグレルが販売されれば2010年問題も解決される。
・特許の切れたメバロチンの売上減少はオルメテックがカバーしつつあるが、クラビットが2010年に特許切れ。それを補うためのプラスグレル…。

しかし

米国で行っていたプラスグレルの臨床試験は今年7月に終了し、現在はデータを解析中。結果は早ければ、11月上旬に米心臓協会(AHA)が開催する年次学術集会で発表される見通しだ。そこで既存薬をしのぐ薬効を持つなどプラスグレルの優位性が証明されるかどうかに注目が集まっている。優位性がなければ、既に米国で発売された既存薬の後発医薬品を押しのけて販売を伸ばすことは難しくなるからだ。


ということで、どうなるかは分からない。

株価が下がり続けている理由、続き。
・対照薬(*1)に対する優位性が認められずに株価が下がる事態に備えて事前に利益を確保しようと売りに走った。

・メリルリンチの投資判断の引き下げ。これは第3相の成功確率が低いと判断したから。
これについてはこちらでも簡単にだけど書いた。

しかし異論を唱える人も少なくない。
・「プラスグレルの第3相試験は約1万3600人の患者を対象に行われた大規模なもの。コストもかかるため、成功確率が低い試験を採用したとは考えにくい」ーみずほ証券エクイティ調査部の田中洋シニアアナリスト(*2)

結論、まあ当たり前の話に…。

意外な展開で大幅に下落した第一三共株。それが再び上昇軌道に戻るのか、それとも一段と下落するのか。それはすべてプラスグレルの臨床試験の最終結果にかかっている。



(*1)硫酸クロピドグレル(商品名プラビックス)。2005年の売上が62億ドル。

(*2)こういう話を聞くとトルセトラピブを思い出すのは私だけ?


 こういう記事が就活の時に流れると企業選択に影響を与えるのでしょうか?就活中は何事もネガティブに考える方向に思考がシフトしてしまったので、自分が就活中なら影響はあったと思います。ただ、これは製薬会社のどこもが抱えているリスクファクターです。今では、むしろ大型化しうる薬がある、という捉え方をしています。それも楽観的すぎるかも知れませんが。
 とりあえずプラスグレルに関しては近々に結論が出そうですね。



070915追記
 9/13は学会中ではありませんでした。学会中にたまったメルマガを見るのが面倒だったので気づかなかっただけです。
  1. 2007/09/15(土) 18:28:23|
  2. 薬・製薬会社
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学会終了

 Neuro2007終了です。中身については書けないのですが、若干消化不良気味です。一昨日も書きましたが、三学会合同の割には演題が少なかったと思います。

 二日目の夜には横浜大飯店の食べ放題コースへ。食べ放題だと質が落ちてしまうところもあるかと思いますが、ここはそんなことは無いと思います。美味しかったですが、ちょっと食べ過ぎました…。最近見事にリバウンド気味です。困った。

 一日目の夜に実験をしたのですが、その際に学生証を学校に忘れてしまいました。翌朝にも少し実験をしようと思い、学校に向かったのですが早朝のため入れませんでした(涙)。うちの学校は21:00~7:00は学生証が無いと入れないのです(涙)。結局中華街の食べ放題の後に実験(涙)。本当によく忘れ物をするのですが、こういう性質は治らないのでしょうか?

  1. 2007/09/12(水) 19:43:37|
  2. 研究室
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Neuro2007初日

 戻りました。実験です(涙)。中華街に行きたかった…。

 ポスター会場が意外と狭かったです。三学会合同ですが、あまり普段と変わらない気がします。とりあえず今日は聞きたいことを、聞きたい人に、聞くだけ聞けたので満足です。

 ただ、別のグループによる論文の結果と彼らの結果と自分の結果が微妙に異なるので頭が痛いですが。
  1. 2007/09/10(月) 19:51:03|
  2. 研究室
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学会

 明日からNeuro2007に行ってきます。
 今回は日本神経科学会、日本神経化学会、日本神経回路会の合同大会なので普段とは違うような演題が見られるかも(普段は日本神経科学会しか行きません)。楽しみです。自分が発表しないので若干の疎外感とでもいうような感じはしますが、有意義なdiscussionができれば、と…。

 自分は日本薬理学会、日本神経科学会、Society for Neuroscienceの会員ですが、大会としては日本神経科学会が一番好きです。今回は中華街も近いし…。
  1. 2007/09/09(日) 16:33:14|
  2. 研究室
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薬の温故知新

 タイトルが何か違う気がしますが…。

New uses for old drugs
Chong CR, Sullivan DJ Jr.
Nature 2007 Aug 9;448(7154):645-6.

Natureのcommentary。話としてはタイトルそのままで、古い(昔の)薬の新しい使い道を探るという事。なぜ古い薬を使う必要があるのか?全て要約に書いてある。

It takes too long and costs too much to bring new drugs to market. So let's beef up efforts to screen existing drugs for new uses...


コスト、時間の節約になるということ。

・68種類の薬について調査を行ったところ、認可まで平均15年、8億ドルかかった。
・FDAにより認可される薬は毎年20-30種類。このペースで行くと薬の数が現在の二倍になるのに300年以上かかる。
Black博士曰く"the most fruitful basis for the discovery of a new drug is to start with an old drug."
 なぜならすでに適用されている薬に関しては、安全性、薬物動態などが確認されている。安全性はバカにならないのでこれは大きい。

成功例としてmiltefosineという薬が挙げられている。もともとは乳がんの治療薬だったが、現在では内臓リーシュマニア症の治療薬として用いられている。

World Focus(感染症等情報)より

リーシュマニア症
リーシュマニア症は、サシチョウバエという蚊の3分の1くらいの大きさの微小な吸血昆虫によって媒介される原虫性の寄生虫疾患である。

 内臓リーシュマニア症(内臓型):最も重篤な病型で、治療しなければ90%以上の致死率を示す。おもな病原虫は、L.(L.)donovaniとL.(L.)infantum(=L.(L.)chagasi)である。この病型は、カラアザール(黒熱病)やダムダム熱とも称され、脾腫、肝腫、リンパ節腫大、白血球・血小板減少症、高γ-グロブリン血症、間歇熱などを特徴とする。


 あとは治療薬のlibraryの構築などの話、読んでいません。

 どこにでもありそうでちゃんとは見たことがなかったことが図1にまとめられていた。現在の薬がどのような用途に使われているかが一目瞭然。
 特に多いのがantibiotics (抗生物質)、antineoplastic (抗新生物薬≒抗がん剤?)、cardiovascular (心血管治療薬)など。
 少ないのがandrogen (アンドロゲン製剤?)、anorexic (拒食症治療薬)、antimigrane (片頭痛治療薬)、antirheumatic (リウマチ治療薬)、bone resorption inhibitor (骨吸収抑制薬)、ophthalmic (眼科の薬?)など。
 薬の質、患者の数、等々色々理由があるために多い少ないだけではほとんど何も論じられないのだが、参考までに。



 当初の目論見通りには行かなかったが、別の薬効が見つかり、そちらの薬として認可される場合もある。

 あまりにも有名なのがシルデナフィル(バイアグラ)ミノキシジル(リアップ)

 たなぼたのように見えるが決してそんなことはないと思う。見逃さなかった人々は素晴らしい。

  1. 2007/09/08(土) 20:19:56|
  2. 薬・製薬会社
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Cellの表紙

時事通信社より

人気漫画、米科学誌表紙に=日本人研究者論文、イメージ化-「ジョジョ」荒木さん

人気漫画「ジョジョの奇妙な冒険」で知られる荒木飛呂彦さんのイラストが、7日付の米科学誌「セル」の表紙を飾った。同誌に掲載された日本人研究者の研究内容をイメージ化したもので、医学や生物学の分野で権威のある同誌の表紙を、日本人漫画家が描くのは異例だ。



異例と言うか初めて聞きました。
Cellのcover captionには

Japanese manga artist Hirohiko Araki created the cover image with scientific direction from Drs. Setou and Ageta


って書いてある…。

 でもカバーって幾つか応募作品の中から選ぶのですよね?先に頼めるってスゴイな。採用されなかったら大変だったと思いますが。

肝心の論文はこちら

SCRAPPER-Dependent Ubiquitination of Active Zone Protein RIM1 Regulates Synaptic Vesicle Release
Ikuko Yao, Hiroshi Takagi, Hiroshi Ageta, Tomoaki Kahyo, Showbu Sato, Ken Hatanaka, Yoshiyuki Fukuda, Tomoki Chiba, Nobuhiro Morone, Shigeki Yuasa, Kaoru Inokuchi, Toshihisa Ohtsuka, Grant R. MacGregor, Keiji Tanaka, and Mitsutoshi Setou
Cell, Vol 130, 943-957, 07 September 2007

とりあえずアブストだけ…

・Synaptic activityのmodulationに関わるタンパクSCRAPPERを同定。
・SCRAPPERはE3 ubiquitin-ligaseであり、シナプスに存在する。
・SCRAPPERは直接RIM1をユビキチン化し、RIM1の分解に関与する。

SCRAPPERノックアウトマウスでは
・mEPSCの頻度上昇などが見られる。
・これはRIM1 overexpressionでも同様に見られ、さらにSCRAPPERを発現させる、またはRIM1をノックダウンすることによりrescueされる。
・proteasome系を介したRIM1の分解はSCRAPPERが関与している。


経緯がasahi.comに載っていました。

瀬藤さんは荒木さんの漫画の大ファン。成果のイメージを描いて欲しいと依頼したところ、荒木さんが快諾した。セルの表紙には通常、細胞の顕微鏡写真などが載るが、編集部も日本の漫画に興味を示したことから採用になった。



 ちゃんと読んだら時事ドットコムの記事にも経緯が載っていましたね。寝ぼけているみたいです。
  1. 2007/09/07(金) 09:24:08|
  2. 論文
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台風がやってきた

 関東地方は台風が直撃するようです。こういう時は早めに帰るか学校に泊まるかの二択になってしまいます。そんなことはないかな…。

 どちらにせよ今日は、本当にたまたまですが、前回のような作業を行うことになっていたので遅くなる予定でしたが。今日だけは早く帰りたかったorz
 上手くいけば24時頃には終わるはずなのですがそう上手くは行かないでしょう。27時頃かな?泊まったほうがいいのかと…。
 風はともかく雨で濡れるのは嫌なので、その時の雨次第ということになりそうです。イザという時は研究科の仮眠室を使うことになりそう。こういう日は混んでいたりして…。



21:10
 一旦帰宅して夕飯を食べてきました。片道徒歩20分ですが、大変なことになりました。当然学校に戻りたくなくなったのですが、そうも言ってられません。お泊り道具(ただの着替えですが)を手に学校に戻る。風が強くて傘が役に立ちません。



22:29
 前回45分おきに見に行く必要があったのはオートサンプラーが上手く動かなかったから。どうやら今日は大丈夫そうなので90分に一回見に行けば大丈夫だ。
 機械のある部屋までは一旦外に出なければならないのだが、風雨が酷い…。傘は役に立たないだろう。合羽が最強なのかな?そういえば富士山に登った時も合羽だった。



31:37
 結局仮眠室で寝てしまいました。機械が夜通し働いてくれたおかげで順調に進んでいるようですが、まだ終わっていないorz。
 仮眠室に25:30頃行き、26:40に目覚ましをセットしたのだが起きたのは29:40。
 ダメだなあ。とりあえず大きな問題は起きていませんでした。



35:20
 とりあえず全ての測定が終了。結果は分からないが、無事に終えることができた。おそらくこれで最後だと思うのだが、献身的にまで助けて頂いたYMさんには感謝の言葉すら浮かばない。この恩にも報いるためにも頑張らねば。
  1. 2007/09/06(木) 20:13:41|
  2. 研究室
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メスの脳にはオスの行動の基盤となる神経回路がある

 随分まえにAOPで出て印刷したのだがそれ以来見てもいない論文…。忙しいですが、「更新しなきゃ」とは思わないようにしているので本当に余裕が無かったら更新しません。本業が疎かになっているだけ?

A functional circuit underlying male sexual behaviour in the female mouse brain.
Kimchi T, Xu J, Dulac C.
Nature. 2007 Aug 30;448(7157):1009-14. Epub 2007 Aug 5.

 アブストだけでお茶を濁しておこう。

・マウスはvomeronasal organ (VNO)とmain olfactory epitheliumという場所でフェロモンを検出する。

・VNOにおいてTransient Receptor Potential (TRP) C2を持たないオスマウスは
(1)オスとメスの区別がつかない
(2)オスへの攻撃性を喪失する

[参考文献]
Loss of sex discrimination and male-male aggression in mice deficient for TRP2.
Stowers L, Holy TE, Meister M, Dulac C, Koentges G.
Science. 2002 Feb 22;295(5559):1493-500. Epub 2002 Jan 31.


以下が本論文について、TRPC2ノックアウトマウス(メス)について。

・TRPC2を持たないメスマウスはメスマウス特有の行動が減る。例えばmaternal aggression (母性攻撃:母親が子供を守るために攻撃的になるというような行動)やlactating behavior (授乳)など。

・TRPC2を持たないメスマウスはオス特有の行動を示すようになる。例えばマウンティング、pelvic thrust(腰を振るような動き?)、solicitation (誘惑)、anogenital olfactory investigation (お尻のにおいを嗅ぐ)、emission of complex ultrasonic vocalizations towards male and female conspecific mice (超音波の歌を歌う)(*1)

・同じような行動はVNOを外科的に除去したマウスでも見られる。また、性周期や性ホルモンの量には影響はない。

まとめ
・VNOからのフェロモン刺激はオスのような行動を抑え、メスのような行動を引き起こす。

・メスのマウスにもオス特有の行動の基盤となるような神経回路が存在する。



・この位のことはずいぶん前に分かっていた様な印象だが、意外とそうでもないみたい。

・TRPC2という一つのタンパクに帰結したのがミソなのかもしれないが、結局その下流が分からない(複数なのだろう)。

・TRPC2にしても十分なだけであって必要ではないのかも知れない。換言すれば他にもこのような行動変化を引き起こすノックアウトモデルは存在しうると思う。

・ただ、一つのカチオンチャネルの変異でこのようなphenotypeが出るということは面白い。

・フェロモンの実態は?その受容体とTRPC2の関係は?

・なぜメスではオスの行動の基盤となる神経回路が抑制されているのか?その意義、必要性。

・むしろ何故メスにその様な神経回路が、潜在的にとは言え、あるのだろうか?

・そして人間では…?


(*1)
オスマウスはメスマウスに対し超音波(30kHz-110kHz)の音(求愛の歌?)を出すらしい。
Ultrasonic songs of male mice.
Holy TE, Guo Z.
PLoS Biol. 2005 Dec;3(12):e386. Epub 2005 Nov 1.

  1. 2007/09/05(水) 22:04:07|
  2. 論文
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色についての覚書

 百聞は一見に如かずと言う通り、プレゼンにおける視覚情報は極めて重要。しかし色の使い方を誤ると全くの逆効果に。

 potasiumchさんの『potasiumchの日記』、「青背景に黒字」を勝手にまとめさせて頂くと…


・青背景に黒や白背景(赤+緑+青)に黄色(赤+緑)は見にくい


 これは本当に見にくいのだが、結構学会で見かける。
 内容が分かっている自分が見にくいのだから初めて見る聴衆は…推して測るべし。

 あと気を付けるべきなのは色盲の方が一定の割合でいらっしゃるということ。

『色盲の人にもわかるバリアフリープレゼンテーション法』から、やはり勝手にまとめさせて頂くと…


「第1色盲」…赤感受性の視物質の遺伝子に変異(色盲全体の約25%)
「第2色盲」…緑感受性の視物質の遺伝子に変異を生じた(色盲全体の約75%)

 誰にでもに受け入れられる色合いとは…

1: 色盲の人にも色盲でない人にも見分けやすく
2: 色名が同定しやすいようなはっきりした色で
3: 画面でも印刷でも同じように表示できる色のセット

例えば…
・赤は,第1色盲の人に見やすいように朱赤に。
・黄色と緑の間の黄緑系統の色は、赤緑色盲の人には黄色やオレンジと見分けがつかないので全て避ける。
・緑は赤や茶色と間違えないよう、青みの強いものを選ぶ。
・紫は青に近いと区別ができないので、赤に寄ったものを選ぶ。
・朱赤から黄色の間では、見た目の明るさが違う3色(赤、オレンジ、黄色)を配分する。
・青系では、見た目の明るさが違う水色と青を配分する。


 文字だけでは限界がありますね…。実際にこのページを見ると分かりやすいです。

 例えば、レーザーポインター一つとっても赤は見にくくて緑は見やすい、なども。また、緑と赤のco-localization (co-localizeするところは黄色になる)というような図は控えるべき、など気をつけるべきポイントはいくらでもある。まあ色を変えれば図は十分作れる。

 口頭発表だけでなく、論文などでも色は重要。レフリーに色盲のかたがいないとも限らない。勿論読者にも。

  1. 2007/09/04(火) 19:08:52|
  2. 研究室
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8月を振り返る

 月始めということで先月を振り返ってみようかと思います。思いつきなので、来月の頭も同じことをするかは分かりませんが。

 検索エンジンからいらっしゃる方もいるわけですが、色々参考になることがあります。

 全体の検索のうち「ST250」(小文字、全角なども含める)が20%強で最も多く、次に多いのが「ST250+ツーリング」でその他合わせると全体の1/3程度がST関連です。個人的にはカスタムまたはツーリングネタが目的で探すことが多いのですが、カスタムに関しては何かと忙しく手が出せません。あと結構お金もネックなんだよね。家賃、生活費は仕方ないけどこの国の学費の高さはなんとかならないのかなあ。ん?ツーリングに行くな?ごもっともですorz…

 他の検索に関しては製薬関連が多いですが、やはり田辺三菱が多いです。個々の薬では「TAK-475」、「FTY-720」、「プラスグレル/CS-747」が多かったです。検索で来る方が多いということと、世の中で注目されているのか否かはまた別問題なので何ともいえませんが。

あと具体的に幾つか。

「産業界の受け皿が少ない生物科学」 1件
確かに工学系などに比べれば少ないのかもしれない(個人的な印象ですが)。でも理論物理などに比べればまだ多そう。感覚としては中間あたりでは?枠に対する院生の数なども加味するとわかりませんが、一般論としては分野を問わず少ないと思います。

「就職活動 投稿中の論文」 1件
これはin pressとして研究業績に書けます。書いて意味があるのかどうかは別ですが。

「エーザイ 田辺製薬 合併」 3件
一寸先は闇。ただ、大分昔に噂レベルであったとか。今では田辺三菱+エーザイ?

「薬学 博士 必要性 企業 就職」 1件
製薬研究職の就職に関して言えば、現時点で博士号は必須では無いと思います。現実的なことを言ってしまうと修士の方が就職しやすいかなと思います(それでも大変だと思いますが)。就職後については分かりませんが、「博士号を持っているだけ」でもダメだと思うので結局は本人次第だと思います。偉そうなことをいってしまうと、就職するとしても自分の能力を伸ばすために何ができるのか?ということも問われる三年間です。

「血液脳関門 通過 分子量 条件」 1件
これは私も知りたい。分子量が大きいほど通りにくそうだが、アルツハイマーの抗体療法なども考えられているため、大きい分子でも全く通らないというわけでもない。あと脂溶性/水溶性などの物性も関係あるはず。物質によってはトランスポーターの発現もありうるので一般論では論じられなさそう。

「Neuronに 論文」 1件
羨ましい…。

「st250 et」 1件
「et」って何でしょう?まさかet al.では無いだろうが。ひょっとしてE-typeと打ちたかったのでしょうか。ウチのSTさんはE-typeではありません。

「t」 4件
ググると4,660,000,000件でてきました。自分では自分のサイトを見つけられませんでしたが、どうやって引っかかってきたのか、何が知りたかったのかが良く分かりません。


 実験はというと山場二件のうち一件は片付いた。もう一件もおそらく大丈夫、かな。培養に若干時間がかかるが、上手く行って、根詰めてやれば今月中には結果は出るはず。これに関しては再現性さえあれば、結果がどう出ても良いので(本当に「どう出ても良い」わけではないけど)気が楽だ。おそらくそこまで結果が出て一報、もう少しだ。
 その次の実験の計画も立っているのでガリガリ実験しよう。また技術習得からなので大変だが。

 実感としてはは思いのほか時間がかかったという感じ。トラブルが起こることを織り込んで計画を立てるべきなのかと問いたくなる。大体○週間(○ヶ月)かかりそう、という計画はたいてい倍かかる…。そんなのは自分だけ…?あまりにも計画が無謀なのでしょうか?次の実験も予定通り行けば博士発表には間に合うのですが…運命やいかに!?

 思えば一年前に就活が始まったのですが、もう一年経ったのか、というのが実感。D2、M1の方々は大変でしょうが頑張ってください。


 そんなわけで今月も頑張りましょう。
  1. 2007/09/02(日) 22:31:45|
  2. 戯言
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プロフィール

ikettie

Author:ikettie

・博士号(薬学)取得後、とある製薬企業の研究者になりました。
・大学と企業の違いに戸惑いながら日々の思考の変化を追っています。
・コメントお待ちしております。
・初めての方はこちらへどうぞ(070824改編)
・検索エンジンから「ST250」でいらした方はこちらへどうぞ

・ツーリングの目次はこちらです。
・トップ画像の拡大写真はこちら。2010年5月3日@萩ユースホステルからの夕日です。夕日を見送るのが好きなので、良くツーリング先で夕日を見送っています。



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