日々の戯言~研究とか薬とかST250とか~

その他ダイエットや就職活動記など色々な出来事の備忘録

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昼寝の効能?

Daytime sleep condenses the time course of motor memory consolidation
Maria Korman, Julien Doyon, Julia Doljansky, Julie Carrier, Yaron Dagan & Avi Karni
Nature Neuroscience - 10, 1206 - 1213 (2007)

不案内+良く分からないという状態なので誤り等の指摘歓迎です。


人間の運動記憶(motor memory)固定化(consolidation)の特徴は

#1 動作を覚えたら、それに続く「覚えたことを邪魔をするような運動」の経験の影響を受けない(diminishing susceptibility to interference by a subsequent experience )。

#2 覚えた後に、時間的に遅れてパフォーマンスが向上する(the emergence of delayed, offline gains in performance)。

そして#1(睡眠非依存)が起こった後に#2が起こる(睡眠依存性)というのが最近のモデル。

らしい。


この論文ではfinger-opposition sequence–learning task (詳細は良く分かりません)というタスクを用いて昼寝の運動記憶の固定化に対する影響を見ている。

すると…
・トレーニングの2時間後に「覚えたことを邪魔をするような運動」を経験させる(interfence experience)と、24時間後のパフォーマンスは向上しない。
・2時間後でなく8時間後にそのような経験をさせるならば24時間後のパフォーマンスは向上する。

・ところがトレーニングの直後に90分間昼寝をすると、トレーニングの2時間後にinterference experienceがあっても24時間後のパフォーマンスは向上する。

・Interfernce experienceがない場合、昼寝をすると#2は昼寝が無い場合に比べはるかに早く起こる。

以上のことから「邪魔をするような経験」に対する耐性とパフォーマンスの向上はトレーニングの直後に同時に起こっているのかもしれない。
しかも睡眠に感受性である。
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  1. 2007/08/31(金) 21:05:13|
  2. 論文
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チェーン調整

 午前中~昼過ぎまでお墓参りだったとある日曜日、中途半端に時間があったのでかねてからの懸念材料だったチェーンの調整を行うことに。
 トコトコさんのチェーン調整およびサービスマニュアルを参考に。

 自分はアパートの駐輪場に止めているのだが、狭いのでとりあえず外に出す。あまりにも暑い日曜日の昼に、いつもはすぐ出せるのにこの日に限って上手く出せなかったため、若干萎え気味だった。
 ようやく外に出し、STさんを停め、離れたところ後ろで大きな音がした。

( ゚д゚)

(つд⊂)ゴシゴシ

(;゚д゚)

クラッチレバー


。゚(゚´Д`゚)゚。

 やってもうたorz。サイドスタンドがちゃんと出ていなかった…。折れたのはクラッチレバー、不幸中の幸いか、先だけだったのでとりあえずは操作可能。他の部分もチェックしたが大丈夫そう。場合によってはタンクが逝ってしまうらしい。 とりあえずテープで補強したが、このままでは整備不良になってしまうらしいし、変な癖も付きかねない。交換しよう。

 これで一気にやる気が失せたが、結局やってしまった。

 作業自体はおっかなびっくりだったが結構簡単。ゆるめて調整してまた締める。説明になっていないがまあいいか。
 ちょっとキツめに調整して、とりあえずちょっと走ってみる。アレ、感触が若干違う…。STよ、いつからこんな走りっぷりになったんだ?これでは愛せないぞ。とりあえずレバーのことなどもあったのでお店へ持って行くと、締めすぎと言われた。調整し直してもらい、発進するといつもの走りに。そう、これだよ、これなら愛せる。原因は自分だった…。

 なかなか難しいが、調整できそうなのでとりあえずは現行チェーンで。伸びきったらいずれ交換しよう。その時はまたその時にでも書くことに。
  1. 2007/08/30(木) 22:13:56|
  2. ST250
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チェーンの覚書

 ST250は良いバイクなのだが、安いため各所にコストダウンの影響がある。気にならない点もあるが、評判が悪いのがチェーンとタイヤ。タイヤに関しては台湾製のよく分からないタイヤという噂だが、個人的にはそれほど悪いとは思わない。若干止まりにくいと思うときはあるが、それほど切羽詰った運転は現在のところしていない。車間距離も気をつけているし、分不相応なスピードは出していない。これは今後も気をつけよう。路面が濡れていないときは滑りやすいとの評判だが、路面がぬれている時は乗らないので分からない。タイヤに関しては交換時期が来たらまた書こう。

 それよりもチェーン。乗り方が悪いのかどうかはよく分からないが、チェーンがやたら伸びる(*1)
 純正のものだが、伸びやすいとの評判に違わぬ伸び方。ツーリング先ではずれたりするのは怖いのでちょっと考えもの。

・調整は今の自分ではできないので頼んでいる。
・問題なのは調整が必要になる距離。町乗りはほとんど無く、ツーリングメインで確実に高速に乗る、という乗り方をしていると800km程度走るともうゆるゆる(遊びが4~5cm位)。シャリシャリ音がするというほどのものではないが、一回の走行距離が長めなので早め早めに調整してもらっている。

解決策
・チェーン調整を自分でやる(工具はある)。
・伸びにくいチェーンに交換。
というわけで色々なところから調査。

トコトコさん
タイヤとチェーンの交換
・タイヤはダンロップのTT100
・チェーンはRKのGR520RX

各所からからおススメのもの。

STD520RK-108L/RKのGR520RX 110コマを108に詰める。
EK 520SRXQXシールシルバーチェーン(別にシルバーじゃなくて良い…)

・チェーンが途中で外れるという人が多いけど、走行中でも大丈夫なのか?そういえば友人が走っていてチェーンが切れたとか言っていたから転倒とかはしないのかな。

・外れても自転車みたいにつけることは可能。

・とりあえず520サイズの108リンクなので適したものを選べばよい。

・STは説明書にチェーンの遊びは1-2cmって書いてある。

・チェーンの張りが20mm程度あれば、STにしては「ゆるゆる」

・取り付けに関して、既存のチェーンさえ外す方法をなんとかすれば、後はマニュアル通り進めていけば30分もあれば完了。

工具に関しては・・・
 ・6mmナットを回す工具(モンキーとかで十分?)
 ・ニッパー等
 ・既存のチェーンを切る(外す)道具
があればできる。

 チェーンを切る道具は無いけど交換は自分でできなくてもいいや。調整は自分でしてみよう。

・チェーンの交換はスプロケと同時に、三点セットでやったほうが良い。
 実際はチェーンの方が寿命が短いのでそうもいかない場合はある。最低限前後のスプロケは同時に。

良いことを書いている方がいらっしゃったので自戒の念も込めて要約。

[書いていらっしゃるのは「はねログ」のはねさんです](070830追記)

>チェーン外れた方
・STのマニュアルではチェーンの遊びは1cm、普通のバイクよりはややキツめ。
・STの純正はノンシールチェーンなので伸びやすく、頻繁に調整する必要がある。
・マニュアル通りに調整していたのに チェーンが外れたなら大問題だが、発売後まだリコールはない。
・そうなるとチェーンが外れるのは自己責任である。
・ノンシールで伸びやすいからと言って、また、他のバイクでは違うからっ言ってて、チェーンそのもの責任にするのは間違いではないか。
・バイクって殺人兵器になる。自分だけが被害を受けるならまだ自業自得で済むが、他人を巻き込んだら最悪。
・日常点検はしっかりやりましょう。


 調整の頻度について
 個人的にはサンデーライダーなので基本がツーリング。一回300km~500kmで、二回行ったらもう調整。土日行こうものなら(サンデーじゃない)すぐ調整。

皆様の意見。

・800km~1000km

・500km、せわしないと本人は仰っている。
・僕は割と不安がりな性格ですが、純正チェーンに関しては神経質過ぎくらいが良いのでは と思ひます

 まあこの程度だろう。500kmだと自分の場合毎回だな。500kmだとそこまで伸びていないのだが、1000km走るともうだめだ。やはり800km~1000kmが妥当なところだろう。

(*1)
チェーンがよろしくなくなると燃費が悪くなるという話も聞くが、例え行き・帰りに高速に乗っても燃費は30km/Lを切らない。だからといってゆるんでいても問題がないわけはない。



先々週ここまで書いた。

そして…先週の日曜に調整してみた。
続きは明日…。

  1. 2007/08/29(水) 21:54:31|
  2. ST250
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ちょっとした勘違い

 東亜日報より

中堅製薬、役職員全員の学歴検証を実施
中堅製薬会社の中外(チュンウェ)製薬が役職員全員を対象に「学歴検証」をすることにしたことが26日、確認された。

中外製薬の関係者は同日、「人間性を重視する会社の方針から学歴詐称は容認できないと判断して、近いうちに約1300人にのぼる役職員全員を対象に学歴検証に着手する方針を決めた」と話した。


勘違いしませんでした?
------------------------------

下らないか…

  1. 2007/08/28(火) 19:13:32|
  2. 戯言
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Dominant-negative DISC1トランスジェニックマウス

Dominant-negative DISC1 transgenic mice display schizophrenia-associated phenotypes detected by measures translatable to humans.
Hikida T, Jaaro-Peled H, Seshadri S, Oishi K, Hookway C, Kong S, Wu D, Xue R, Andradé M, Tankou S, Mori S, Gallagher M, Ishizuka K, Pletnikov M, Kida S, Sawa A.
Proc Natl Acad Sci U S A. 2007 Aug 3; [Epub ahead of print]

John's Hopkinsの澤先生のところから。

Dominant-negative DISC1に関してはこちらの論文を参考に。

A schizophrenia-associated mutation of DISC1 perturbs cerebral cortex development.
Kamiya A, Kubo K, Tomoda T, Takaki M, Youn R, Ozeki Y, Sawamura N, Park U, Kudo C, Okawa M, Ross CA, Hatten ME, Nakajima K, Sawa A.
Nat Cell Biol. 2005 Dec;7(12):1167-78.

変異型DISC1は野生型DISC1のdominant-negativeとしての機能を持つ。

PNASの論文はこの続きで、DN-DISC1のトランスジェニックマウスの解析。要旨しか見ていないが、そのまとめ。

CaMKIIプロモーターの下流でDN-DISC1を発現。
すると

・左側脳室が大きくなる。
→suggesting a link to the asymmetrical change in anatomy found in brains of patients with schizophrenia

・皮質でのparvalbumin (PV)の免疫反応性(おそらく免疫染色しているのだろう)低下。
→interneuronに異常が起こり、大脳皮質の同期性の異常の原因に?

・行動移動(hyperactivity, disturbance in sensorimotor gating and olfactory-associated behavior, and an anhedonia/depression-like deficit)

anhedonia:無快感症

結論
These results suggest that these transgenic mice may be used as a model for schizophrenia.


DISC1ってneuronにしか発現していないんでしたっけ…?という基本的なことすら把握していない+アブストしか読んでいないので感想を述べるのもおこがましいですが一点だけ自分の無知を晒します。

 Interneuronの異常と統合失調症の話は結構ある。しかしPVが変化していることと抑制がおかしくなっていることは別では?PV neuronの数が…という議論は(統合失調症とは関係無く)よく見るが、PV自体が抑制性とは関係ないregulationを受けている可能性をどうやって否定するのだろう。それとも否定されているのでしょうか。勿論「GABA neuron数低下⇒PV低下」なのはいいのだが、逆は必ずしも真ならず、では?
 PV containing GABAergic neuronが重要なのは論を待たないが、他にもGABAergic neuronはある。本来は電気生理なりで調べるべきなのだろう。それともPV containing GABAergic neuronだけが統合失調症の原因(の一つ)で、CCKやNPY containing GABAergic neuronは関係ないということが示されているのでしょうか?いや、よく知らないんですけど。最低限統合失調症との関係が示唆されているGAD67の発現量は調べてあるべきでは。調べてあるのかな…?


DISC1に関しては過去の記事も再読。
統合失調症様マウス



 昨年のSfN@アトランタで澤先生の研究室の方々が大勢で発表されていた。Moserのところもそうなのだが、一つの研究室でワンブロック(位)占めるのを見るのは壮観だった。DISC1に関しては色々と細胞レベルでのphenotypeが出ていて面白いのだが、色々出過ぎていてどれがcriticalなのか(全てかもしれないし、一つかもしれない、ひょっとするとどれでもないのかもしれない)、段々分からなくなってくる。そういうところから、「エンドフェノタイプ」という方向に研究が進んでいるのだろう。
 この辺は2006年9月の第28回日本生物学的精神医学会・第36回日本神経精神薬理学会・第49回日本神経化学会大会合同年会(長い…)を見に行った時の感想が某mixi日記に書いてあるはずなのでいずれ転載することに。

  1. 2007/08/27(月) 21:32:06|
  2. 論文
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ブログの効能

 自分が全くフォローできていなかったことを、自分の所にいらっしゃった方の検索ワードで教えてもらいました。具体的にはYahooのブログ検索で「CS-747」で。自分でも検索ページを見てみると…
CS747

 Yahooブログ検索は右端にこのような「キーワードの注目度」というものがあります。あれ?最近一過性に注目されている。第三相の結果が出たのかな、それにしてはあまり大々的なニュースになっていない…。
CS747の2

 拡大して見ると8/23だけ話題に上っている。なんだろうと思うが読んでみると原因はこれだった。

第一三共が年初来最安値更新、メリルリンチが投資判断を引き下げ
【Technobahn】(8/23 15:09)第一三共 (4568) が一時、前日比60円(1.85%)安の3190円まで下落して、6月14日に付けた年初来最安値を約2ヶ月ぶりに更新した。

メリルリンチ証券が同銘柄の投資判断を「買い」から「売り」へと引き下げたことが懸念材料視されたものと見られている。

同証券では同社が開発中の抗血小板剤プラスグレル(開発コード:CS-747)のフェーズ3における優越性実証は容易ではないとし、プラスグレルが業績に寄与する部分を削除したことが今回の投資判断下方修正につながったと述べている。


あらま。
『Medical Marketing Lab』によるとプラスグレル(CS-747)は売り上げが2000億にもなるというふれこみだったのだが…。
「週はじめ、気になる医薬品業界3題ニュース!」より

●「ポスト・メバロチン」のカギを握るのは'08年後半にも米欧で発売する抗血栓症薬「プラスグレル」。治験は抗血栓症薬で、昨年世界の全医薬品で2番目に多く売れた「プラビックス」と比較対照する。
(中略)
治験結果次第で将来、プラスグレルも年間売上高が2,000億円を超すと予想する向きもある。


これが承認されないとなると第一三共も前途多難だと思うのですが、メリルリンチも根拠無く投資判断の引き下げを行うことは無いのでしょう。ちょっと前ですが、旧三共のCS-505も開発中止になりました。まだ何も決まったわけではないと思いますが、仮にプラスグレルが開発中止にでもなったら結構痛いのでは?



070920追記
第一三共関連のお話はこちらもどうぞ。
「NB100 第一三共」
 
  1. 2007/08/26(日) 07:53:12|
  2. 薬・製薬会社
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ツーリング~養老渓谷・南房総~

時期:2007年8月中旬
とりあえずの目的地:養老渓谷

 那須の翌日だが、行ける時に行ってしまう。どうせ行けなくなるのだから。今日も二人で、会社の同期になる方と。千葉在住ということで案内してもらうことになった。

家(7:40発)(*1)→蘇我駅(9時集合)(*2)→養老渓谷(*3)→道の駅「鴨川オーシャンパーク」(*4)→道の駅「ちくら・潮風王国」(*5)→野島崎灯台(*6)→道の駅「白浜野島崎」(*7)→涅槃仏(*8)→道の駅「三芳村」(*9)→内房、湾岸で帰宅(*10)

(*1)
那須の翌日だったので遅めにしてもらった。
(*2)
初めてなので若干道に迷うが時間通り到着。
(*3)
どこの道を通ったのか覚えていないが悲劇的な混み方だった。房総なら空いているかと思ったけど、結局どこも一緒。養老渓谷には11時頃に到着、暑い。木々の間を抜けて降りて行く。歩きながらなのでぶれています。
養老1


すると開けたところへ、子供がいっぱいいた。これが養老の滝かな?どこかで聞いたような名前です。
養老2


下流の写真、水はひんやりしていて気持ちよかった。
養老3


(*4)
山道を抜けて鴨川方面へ。この辺りでは空いていた。朝の渋滞は海水浴客でしょうか。道の駅「鴨川オーシャンパーク」に到着。この時点で13時を過ぎていたので昼食。いなだのづけ丼だったかな、美味しかったです。とても天気が良かったのですが、暑かった…。
カモガワオーシャンパーク1


展望台(?)から、太平洋です。
鴨川オーシャンパーク2

結構大きな道の駅でした。かき氷なども食す。

(*5)
道の駅「ちくら・潮風王国」に到着。いけすがあったが、どういうわけだか魚介類は全くいなかった。お昼ご飯として食べられちゃったのでしょうか?

UFOキャッチャーならぬマリンキャッチャーなるものを発見。
ちくら・潮風王国1

中には…サザエ。チャレンジしなかったが取れるのでしょうか?
ちくら・潮風王国

サザエは重そうだ。ここで道の駅スタンプラリーが開催されていることを知る。結構周っていたつもりだが、全然気付かなかった。意識していたらもう集まっていたかもしれない。勿体ない。とりあえず集める方向で。まずは一か所目ゲット。
(*6)
野島崎灯台、間違えて到着。ちょうど半年振りだがその時とは雰囲気が全然違う。
(*7)
道の駅白浜野島崎、結構小さな道の駅。ひまわりがきれいでした。こちらでもスタンプゲット。二つ目。
(*8)
涅槃仏、房総に何故こういうものがあるのか、理由はいまだ不明。高台にあるので結構遠くまで見えた。位置からしておそらく伊豆半島と伊豆大島。
涅槃仏1


伊豆大島(?)の拡大図。
涅槃仏2


(*9)
道の駅「三芳村」。足湯があるという話だったが、到着が遅かったため入れず。スタンプ三つ目ゲット。
三芳村

もう夕暮れです。
(*10)
山奥を走った後に内房へ。山奥は虫パンチが厳しかった…。内房の海岸線沿いを走ると金谷フェリーの手前数キロは東京湾を一望することができる。西に富士山が…。前回も見えたが、今回は夕焼け時でなおさらきれいだった。
内房富士


肉眼では分からなかったが、箱根も見える。
内房富士2

しばし見とれる…。

最後千葉市内のコンビニにて撮影、お疲れ様でした。
千葉市内にて


22:20帰宅。残り物とザ・フィッシュで購入したイカの塩辛を食す。

5381km→5710kmで329km
高速を使わない日帰りツーリングとしてはちょうど良い距離だったが暑かった。

5500kmでオイル交換をしようと思ったのだがちょっとオーバー。4月に2500kmだったので5ヶ月で3000km、600km/月のペースです。ただ6月はほとんど乗れなかった(200km位/月)のでもう少し距離を伸ばせたかも。今後は忙しくなりそうなので、月一でも遠出できたら良いのですが。それより卒業できるのかという心配が…。

ツーリングの目次はこちら
  1. 2007/08/25(土) 20:32:55|
  2. ST250
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Nature 2007年8月22日号

いくつかピックアップ、熟読していませんが。

Gap junction adhesion is necessary for radial migration in the neocortex
Laura A. B. Elias, Doris D. Wang, Arnold R. Kriegstein
 Cerebral cortexの層形成の話。Radial gliaのfiberを伝ってneuronが移動していくのだが、radial gliaとmigrating neuronはgap junctionを形成することを明らかにした。また往々にして細胞はgap junctionを介して情報伝達を行うが、ここではそのような役割を担っているのではない。細胞骨格タンパクとinteractすることにより細胞の接着因子として働き、neuronの移動を可能にしている。まとめ

the adhesive properties of gap junctions may have an important role in other physiological processes and diseases associated with gap junction function.


Antidepressant binding site in a bacterial homologue of neurotransmitter transporters
Satinder K. Singh, Atsuko Yamashita, Eric Gouaux

X線構造解析でsodium-coupled transporterへの三環系抗うつ薬の作用部位を同定。なぜナトリウムトランスポーターで三環系抗うつ薬かということで予備知識。
Mechanism of Action of the Serotonin Transporter より

The driving force for the energetically unfavorable transport of serotonin is the Na+ influx down its concentration gradient.


 ナトリウムトランスポーターの異常により様々な疾患がというアブスト。とりあえずメモ書き。

・glucose/galactose malabsorption…グルコース・ガラクトースが吸収しにくくなる病気?
・congenital hypothyroidism…先天性甲状腺機能低下症、congenital (生まれつきの)、hypo(不足)、thyroid (甲状腺の)
・Bartter's syndrome…これは知らなかった、Bartter症候群。尿細管機能異常症で、低カリウム血性アルカローシス(低K血性アルカローシス)、高レニン・アルドステロン血症、正常血圧を特徴とする。
・epilepsy…てんかん
・depression…うつ
・autism…自閉症
・obsessive-compulsive disorder…確か「強迫障害」

 こういう研究は遠い将来創薬に役立つかもしれないが現時点ではまだまだ無理という印象。

アメリカでのポスドク事情
More biologists but tenure stays static
なんでもかんでも「アメリカのように」ではダメだと思う。

It's official: biology postgraduates in the United States face greater competition for tenure than ever before. A wealth of data released this month will reopen discussions about employment and training in the US biomedical system.


 色々なソースを挙げて論じている。ソースは見ていないが、FASEBやNIHの発表らしいのでまあ確からしいのだろう。
 では学生(博士号取得者)はどこへ?

The percentage of biomedical PhDs going into industry has tripled, from 10% to 30%, since the 1970s, the NSF reports.
But those who stay on the academic track face a more arduous slog than their mentors.

The percentage of PhDs still in a postdoctoral fellowship three or four years after their doctorate has declined since 1997, from 45% to 30%, although the total number of postdocs grew from about 25,000 to 33,000 in the same period.


arduous:骨の折れる。
 どこかで見たのだが、これは生物系に限らず化学系も大変らしい。Corey研の学生も博士課程まで行ってしまうと就職先がないから修士で就職するとか。これはアメリカの製薬などが合併・統合を繰り返しているから産業側の枠も狭まっているとか。これはソース無しの噂話なのでどこまでが本当かは分かりませんが。では製薬企業に行けたとして…。

The pharmaceutical industry has had big job losses of late.
Gene Russo

製薬人の話。
ファイザー…1月に10000人(全従業員の約10%)解雇。
アストラゼネカ…7月に、7600人(同10%)解雇と発表。
ジョンソンエンドジョンソン…AZの発表の数日後に4800人(同4%)解雇と発表。
アムジェン…2200~2600人(同12~14%)解雇。

 これはブロックバスターが見つかりにくくなっていることも一因。本論には書いていないが、力任せにHTSを行った結果、様々な薬が創出されたのは事実だが、「簡単な」薬は出尽くしたとの意見も。
 しかし不作の時期でも採用は増えているらしい。医薬製造業での化学者、生物学者の雇用は2014年には現在に比べ25%増えるという予測もある。そういう訳で、企業の科学者も先行きを考える/心配する必要がある。

When and where were the company's last lay-offs?
What are the company's bread-and-butter product lines?
When do the patents run out?
Do generic drugs threaten the company's bottom line?
What else is in the pipeline?

lay-off…解雇

そして当然考えておくべきこと…

What's my plan B?
他の道は?
  1. 2007/08/24(金) 09:45:31|
  2. 研究室
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楽しい徹夜

 昨日O/Nで測定をお願いしていたのだが(機械に)、なぜか途中で止まっていたorz。今日も仕込んでおくが、心配なので付きっきりになるだろう。ひとつ測定するのに45分かかり、サンプルが12本、ポジコン、一本おきにwashの溶媒などなど色々含めると全部で30本弱。既に10本位終わっていますが、楽しい夜になりそうです\(^o^)/。測定機器が研究室のものなら近くていいのですが、残念ながら研究科の共通機器。45分おきに往復数分かかるのはなんだかなあ。一回一回は大したことがなくても繰り返すと段々嫌になってくる。
 そういう時はネットサーフィン論文を書くに限りますが、図として出すものは意外と少ない…。やたら予備検討が多かったためだが、一行ですまされてしまうのが悲しい。振り返ってみると、結果的にだが、行う必要の無かった実験もしてしまった感じ。こういう研究全体の進め方というのは結構センスが問われることなのだろう。
 失敗も多かったがこれを糧にできるかはこれからにかかっている。結果的には不必要だったかもしれないが、無駄だったのか、否か、答えはこれから出る。いや、これから出す。




 興味無い人にはどうでもいいことだが、今週偉大な記録が達成された。

加藤九段、初の1000敗
将棋の加藤一二三・九段(67)は二十二日、朝日杯オープン戦1次予選で戸辺誠四段(21)に敗れ、史上初の通算1000敗(1261勝)を喫した。敗数記録の2位は有吉道夫九段の955敗。


 敗戦の記録で一見不名誉だが、これだけ負け続けてもなお現役でいられるというのはすごい。あまりにも負けすぎると引退に追い込まれる。
 たとえて言うなら「日本プロ野球被本塁打記録」かな。

 ご存じない方は加藤一二三九段伝説を読まれるといいかも。問題点もありますが、愛すべき偉大な方です。


翌日追記

 色々あったが結局三時過ぎに帰宅。三時間ほど寝て登校。意外と元気、というより若干ハイテンション。壊れ気味なのかも…。結果は解析してからでないと分からないが、とりあえず無事測定できたことに安堵(全てがsuccessfulだったわけはないが)。


  1. 2007/08/23(木) 20:05:20|
  2. 研究室
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エーザイのリリースはピンボケなのか

 「BioTodayニュースレター 2007年8月21日」は三度エーザイとNICEのお話。
以前の記事
エーザイ(続き)
エーザイ

 BioTodayの清宮氏はやはりエーザイのリリースを「ピンボケ」と表現している。話題性がありそうなのでウオッチしているだけですが。BioTodayにもコメントが寄せられており、基本的には清宮氏のスタンスを支持しています。
http://www.biotoday.com/comment_detail_list.cfm?type=A&id=21357#comment-555

 これはBioTodayに寄せられたコメントであることを加味する必要があるのだと思います。ただThe Times、British Medical Journal、Lancetの記事を基にしているのでそれなりに説得力があります。私はThe Timesの記事だけ斜め読みし、あとは読んでいません。ただThe Timesを読む限り、かなり都合の良い解釈をしている印象を受けます。以下が現在の私の認識しているところです。

・裁判はアリセプトの使用法について。
・裁判では6件中5件がNICEを1件がエーザイを支持。
・エーザイのリリースは基本的にその1件を強調している。
・最も重要な件は5件のうちのどれか、すなわちNICE支持。
・以上の点から「エーザイのリリースはピンボケ」と清宮氏。

 研究でいうなれば都合の良い結果と都合の悪い結果を取捨選択して論文を書いているような感じでしょうか(違うか)。

 日本語の他のニュース、例えば薬事日報や日経はエーザイのリリースが基になっているらしく、NICEが負けた印象を受けます。

薬事日報
【アリセプトの司法審査】英国高等裁判所が「アルツハイマー型認知症治療ガイダンス」に改訂命令

NikkeiNet
エーザイ、NICEに英国高裁が「アルツハイマー型認知症治療ガイダンス」の改訂命令

 色々問題を孕んでいる問題ですが、控訴する可能性もあるということで、今後も続くかもしれません。傍から見ていようかと思います。

 アリセプト自体もそれほど効き目があるわけでもないということを言う人も。
http://www.inetmie.or.jp/~kasamie/AriceptAsahi991124.html
このなかで触れられているNeurologyの論文はこちら。
A 24-week, double-blind, placebo-controlled trial of donepezil in patients with Alzheimer's disease. Donepezil Study Group.
Rogers SL, Farlow MR, Doody RS, Mohs R, Friedhoff LT.
Neurology. 1998 Jan;50(1):136-45.

 いずれにせよコリンエステラーゼ阻害薬だけでは限界が見えているのは事実ですが。

  1. 2007/08/22(水) 22:13:33|
  2. 薬・製薬会社
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就職活動で役に立った(かもしれない)サイト集

 就職活動中に自分自身がチェックしていたサイトを一応載せておきます。役立つ・立たないは個人差があるので鵜呑みにはしない方が良いかと思われます。また、他にも役立つサイトが沢山あるかと思うので探されると良いと思います。

 会社自体は探せば結構な数あるのでまとめてあるサイトがあると便利です。私はあまり使わなかったのですが、『生物系就職アンテナ2009』(当然一年前は2008でしたが)などが便利なので利用するのも手かもしれません。
 みん就も該当する会社の掲示板を覗いただけですが、利用しました。選考を通過した場合は会社からのレスポンスが早いことが多いので、他の人に連絡が行ったか否かを確認するのが主目的でしたが。
 あとGoogle News『製薬』も一応見ていましたが、それほどは役に立たなかった気がします。
 他にも面接や履歴書を書くために基本的なことを調べるのに色々なサイトを見ましたが、この辺はハウツー本を買えば良かったのかもしれません。事によっては反対のことを言っていたりもするので情報を取捨選択する必要が生じてしまいました。あと、おそらく某巨大掲示板からのまとめサイトだと思いますが、こちらも見ました。反面教師というか、気をつけるポイントをチェックすると言う意味で。
http://www13.atwiki.jp/syukatsu_sugoiyatsu/
 
 『人事部長の採用一直線』は採用側の視点から書かれているので読んでおいて損は無いと思います。
 あとは『うすっぺら日記』『「日々これせっせとお薬作り」 -製薬会社新米研究員SIUの日常-』です。結果的にですが、どちらも全部読みました。

 多分こんな感じです。色々抜け落ちているかもしれません。もうすぐ始りますね、頑張って下さい。ウチの後輩は…心配だ。



秋来ぬと 
目にはさやかに 
見えねども 
風の音にぞ 
おどろかれぬる

藤原敏行朝臣
古今集 巻第四(秋歌上)

070822追記
↑嘘でした。
いや、風が吹けば秋を感じるのは事実だが、夜は暑くて寝苦しい。

・クーラーをつけると体調を崩す。
・クーラーをつけないと暑くて起きてしまう。

どちらを選ぶか。

  1. 2007/08/21(火) 22:49:11|
  2. 博士課程での就職活動
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単為発生

 ついこの前単為発生のことを書いたばかりだが、東京農大の河野友宏先生のところから論文がでた。ニュースにもなっている。
 ここでは時事通信社から

卵子だけから子、成功率3割=マウス遺伝子操作、実用水準に-東京農大
 マウスの子を雄の関与なく、卵子だけから誕生させることに2004年、世界で初めて成功したと発表した東京農業大の河野友宏教授らが、この遺伝子操作技術を改良し、正常な成体まで成長する割合を0.5%から約30%まで高めた。米科学誌ネイチャー・バイオテクノロジーの電子版に20日発表した。成功率は体外受精に近く、実用的な水準とみられる。
(中略)
 研究成果は、なぜ雌雄による生殖に進化したのか、その理由の解明につながるとともに、優秀な雌が必要な乳牛などの効率的繁殖に応用が期待される。


元論文はこちら。
High-frequency generation of viable mice from engineered bi-maternal embryos
Manabu Kawahara, Qiong Wu, Nozomi Takahashi, Shinnosuke Morita, Kaori Yamada, Mitsuteru Ito, Anne C Ferguson-Smith & Tomohiro Kono
Nature Biotechnology Advanced online publication

前報がこちら。
Birth of parthenogenetic mice that can develop to adulthood.
Kono T, Obata Y, Wu Q, Niwa K, Ono Y, Yamamoto Y, Park ES, Seo JS, Ogawa H.
Nature. 2004 Apr 22;428(6985):860-4.

 前報に関しては結構過激な見出しをつけている新聞もあり、人民網日文版では「マウス妊娠にオス不要?卵子2つでメス誕生 東京農大」と報じている。「?」をつけているとは言えこれは言い過ぎだろう。

 今回の論文は効率を実用的なレベルまであげたということを報告している(と思う)。
 単為発生と言うものをイマイチ理解していなかったのだが、わかりやすいページがあった。
<単為発生マウスの作製とクローンマウスとの比較>

 クローンマウスとの違いが分かりやすい。ただ、これはあくまでも実験的な単為発生マウスの場合。自然界における単為発生(哺乳類では未確認)に関しては、メス同士の交尾など無いため全てメスのクローンになる、と思っていた。結局Y染色体(sry: Sex-determining Region Y)が無いためオスは生まれようもない。

 しかし実際にはそうではないのかも。

コモドオオトカゲがオスと交配せずに単為生殖
コモドドラゴンとも呼ばれる世界最大の大トカゲであるコモドオオトカゲであるが、CNN Japanによれば、英国の動物園で飼育されているメスのコモドオオトカゲが、オスと交配せずに単為生殖していたことが判明したらしい。孵化するのは、このクリスマス前後になる見込み。単為生殖で生まれるトカゲはオスになるとのことで、メス1匹がいれば、生まれたオスと交配することで子孫を増やせるということだ。


 ということでメスのトカゲが単為生殖した場合でもオスが生まれる。これが何故なのか意味不明だったが、この反証から単為生殖により生まれてくる個体は必ずしもメスが生まれるわけではない、と思っていた。しかし爬虫類と哺乳類の性決定機構は全く違うので、一概には言えないらしい。爬虫類や魚類は環境要因(産卵場所の気温や群の構成員)により性が変化・決定するらしい。そういえばクマノミなどは成体が性転換する。このトカゲに関しては、生まれてくるトカゲは母個体と全く遺伝子を持つのだろう、オスではあるが。

-------------------------------------

結局良く分からない。

 マウスの場合、実験上単為生殖で生まれてきた個体は全てメス。なぜなら卵(遺伝子)を提供する二匹のマウスの遺伝子を持っており(これら二匹の「子」であるという理解)、Y染色体が存在しないから。またそのことから決して母個体(産みの母)のクローンではない。
 一方自然界においては哺乳類の単為発生はまだ報告が無い。しかし仮に発見されたとしたら、性が遺伝子レベルで決定される以上、生まれてくるのは全てメス、というよりは産みの母と同じ遺伝子を持つ。

でいいのでしょうか(terminologyが全く分かっていないので誤りの指摘歓迎です)。

 
  1. 2007/08/20(月) 15:34:55|
  2. 論文
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ツーリング~那須~

 ST250のオフ会ツーリングへ、銚子の時と同じく某所(というかMixiのST250 in Tokyo)の集まりです。一度参加しているので前回の様な緊張感は無く、のんびり向かったら遅刻しました…。

時期:8月中旬
行先:那須

 お盆で混んでいたので早めにでることに。道の駅川口・あんぎょうに5時集合、家からは思いのほか遠かった。
 今回の参加者は…二人…少ない。企画者の方と私だけです。

予定では

道の駅川口・あんぎょう→東北道で那須→ボルケーノハイウェイ→会津西街道(R400/R121)→今市→R119→宇都宮ICから東北道で帰宅

でしたがハイウェイナビで東北道が悲劇的な混み方の様子なので逆方向で周ることに。

家(4:30発)→道の駅川口・あんぎょう→東北道宇都宮IC(*1)→R119(*2)→R121(*3)→R400(*4)→r30/r17→ボルケーノハイウェイ(*5)→那須ICから東北道で帰宅(*6)(若干端折っていますよ)

(*1)
東北道は事前の情報通り、すごい混み方。平気で路肩を走っている人たちもいたけれどそういう人達を取り締まって欲しい。

(*2)
下道は快適。

日光杉並木

日光杉並木、木の間はやたら涼しい。抜けると暑い…。

(*3)
晴れ

 R121のコンビニにて、この日はやたら天気が良かったが暑くてしかたがなかった。どうせなら曇って欲しかった、とわがままなことを言う。

 五十里ダムに到着。この少し前に川治温泉を通ったのだが、七年前に一度だけ行ったことがある。
 その時は川治温泉 登隆館という宿に泊まったのだが、おススメです。

五十里ダムその1、上流の方です。
五十里ダム1

五十里ダムその2 、こちらは下流。
五十里ダム2


(*4)
塩原温泉郷などはスルー、初めて通ったけど意外と栄えていた。道の駅「湯の香塩原」に到着。
湯の香塩原


うし

なぜか牛がいた。
 道の駅湯の香塩原はやたらとキウイソフトを売りにしていたので、注文。暑かったので生き返った気がする。これもおススメ。

(*5)
 今回の目玉、だが昼食が先だったのかボルケーノハイウェイが先だったのかは忘れてしまった。とりあえず天ぷらそばを注文したら那須茄子の天ぷらが出てきてうっかり余計なことを口走ってしまった。決して狙ったのではない、不可抗力だ。

 気を取り直してボルケーノハイウェイへ。
ボルケーノハイウェイ1

 眺めは良かったがそれでも暑い…。なお上のボルケーノハイウェイの紹介ページでは料金は後払いということになっているが、現在は前払いに変更になっている様子。

 帰ってきてから調べてみたが、おそらくというか間違いなく朝日岳
ボルケーノハイウェイ2


ボルケーノハイウェイ3

右の方の頂上はここ下の方に書いてある鬼面山かな。

つつじ吊橋にも行ったが、当然つつじなどは咲いていない。



その後温泉、鹿の湯へ。硫黄のにおいが強い。温泉に入った後涼んでいると。

トンボ

トンボがミラーの上に。ミラーが汚い…。最初は珍しがって写真を撮っていましたが、追い払っても追い払ってもミラーの上にやってくる…。何か惹きつけるものでもあるのでしょうか。

(*6)
上りは当然だが、下りも空いていた。朝の渋滞はいずこへ?
19:30頃無事帰宅。

4933km→5381kmで448km。

 一緒に行った方が動画を編集してくれた。走りながらでも撮れる装置を持っているのだが、羨ましい。こちら(音がでます)。

 いや、楽しかったです。また次回も参加したいと思います。欲を言えばもう少し参加者が増えて欲しい。次回ですが、8月中でないと無理そうなので勝手に企画してしまいました。9月以降はいっぱいいっぱいになりそうなので、ひょっとすると年内は次回が最後の参加になりそうです。それより卒業できるのでしょうか?

 なお、今回鍵をつけたままバイクから離れてしまう、ということを繰り返しやってしまいました。

ツーリングの目次はこちら
  1. 2007/08/19(日) 21:32:55|
  2. ST250
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田辺三菱製薬

 たまに製薬会社のことを書いていますが、検索で来られる方が圧倒的に多いのが「田辺三菱」です。なかには「田辺三菱+エーザイ+合併」という検索も。合併するのですか?一応個人的な「合併予想図」みたいなものはありますが、田辺三菱とエーザイは想定外でした。その合併予想図によると就職先もいずれは合併する事になっています…。

 それはともかくとして田辺三菱について何か書いてみようかと…。
 随分前になってしまいましたが、田辺三菱についてニュースがありました。
Nikkei Netより

田辺製薬、三菱ウェルファーマが早期退職実施・45歳以上対象
今年10月に合併する田辺製薬と三菱ウェルファーマ(大阪市)は25日、45歳以上の正社員を対象に早期退職者を募集すると、それぞれ発表した。対象者数は田辺が1200人、三菱ウェルが1350人。8月6日に募集を始め、同24日まで受け付ける。合併新会社は2011年3月末までに、総人員数を今年3月末時点の両社合計比約1200人減の9400人まで絞り込む方針を打ち出している。(20:00)



関連記事も
田辺三菱製薬、2010年度末までに1200人削減へ

 合併の一つの効果として人件費の削減が挙げられますが…大変だ。職種とかってどうなっているのでしょう?
 これら二社について、簡単にですが調べてみました。まだ業界のことなんかちっともわかっていない学生が適当に綴ります(他の記事を含め、全般的にその感は否めませんが)。
 まず今の薬について。
 田辺製薬はこちら。循環器が強い印象がありますが、やはり高血圧、不整脈、狭心症の薬が多い気がします。就活中に一番売りにしているな、と感じたレミケードは売上が右肩上がりですね。ただ、これは導入品なので売上に比べたら実際の利益は少なめだと思います。

 三菱ウェルファーマに関してはちょっと古い(2004年)数値しか分かりませんでした。薬名(売上:億円)でラジカット(298)、テオドール(181)、ウルソ(164)、アンプラーグ(143)、ヴェノグロブリンIH(138)らしいです。何の薬か良く分からないものも混じっているのでお勉強。

ラジカット…ラジカルスカベンジャー、以前ちょっと書いたけど脳梗塞の薬
テオドール…気管支拡張薬。非常にclassicalな印象を受けます。キサンチン誘導体です。
ウルソ…利胆薬。
アンプラーグ…抗血小板。これは脳梗塞には使えないのでしょうか?
ヴェノグロブリンIH…Immunogloblinらしいです。
 あと載せませんでしたがデパスも。これはマイナートランキライザーとして有名ですね。

 色々な会社が集まっただけあって色々な領域に亘っています。

 各社ホームページには必ず開発中の「薬候補」について記載してあるのですが、まとめてあるのが日本製薬工業協会医薬品評価委員会の運営しているページ。二次情報なので不正確かもしれませんが、重宝しています。
 田辺製薬がこちら、三菱ウェルファーマがこちらです。

その前に臨床試験について。
・Phase I…健常人を対象とし、ADME(*1)や安全性についての試験
・Phase II…少数の患者を対象とし、有効性・安全性などの検討を行う試験
・Phase III…より大規模の患者を対象とし、有効性や安全性などの検討を行う試験
 これらの試験をクリアして医薬品の製造販売承認申請が行われる。また、申請が承認され、ようやく薬として売られても、その後も試験が待っている。
・Phase IV…市販後調査。Phase IIIまででは検出できなかった有害事象や副作用の検出を目的とする。

 以上をふまえた上で田辺と三菱ウェルファーマのパイプラインをチェック。

 まず田辺について。個々の化合物についての良し悪しは良く分からないので対象疾患を中心に。
・申請中が慢性心不全(β1ブロッカー)、クローン病(抗TNFαモノクローナル抗体)。
・Phase IIIが消化管粘膜保護剤、レミケード、抗ウイルス薬、鎮痛剤(オピオイド)、
・Phase II/IIIが精神神経用剤(モダニフィル、睡眠時無呼吸症候群らしい)、COPD(PDEIV阻害剤)(*2)
・Phase IIが糖尿病(DPPIV阻害剤)、喘息・COPD(β2刺激)、多発性硬化症、過活動膀胱(NK-1受容体阻害)、勃起不全(PDEV阻害剤)
・Phase Iが関節リウマチX2、悪性腫瘍、過活動膀胱(BKチャネル)、。

 色々ありますが、あまり循環器関連では無い気がする。色々幅を広げようとしているのでしょうか。なお申請中・Phase III・Phase IIのほとんどが導入品です。

 三菱ウェルファーマはいっぱいありますね…。まとめきれないのでホームページによれば「循環・代謝」、「精神・神経」、「呼吸器・免疫」、「癌・肝疾患」が中心領域みたいです。特に強調しているのがFTY720という化合物らしいのですが、対象疾患は多発性硬化症みたいです。田辺のと併せて考えると田辺三菱製薬は糖尿病関連、呼吸器関連、免疫関連、神経、癌(悪性腫瘍)などがメインになるのでしょうか。多発性硬化症治療薬についても重なっていますが自己免疫説が有力みたいなので免疫に含まれると言うことで…。
これじゃあ並べただけじゃないか。実際働いたら自分の思考がどのように変わるのか、もしくは変わらないのか、楽しみです。とお茶を濁しておきます。


(*1)
Absorption (吸収)、Distribution (分布)、Metabolism (代謝)、Excretion (排泄)

(*2)
慢性閉塞性肺疾患
  1. 2007/08/18(土) 21:08:31|
  2. 薬・製薬会社
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ツーリング~袋田の滝・いわき~

 お盆に帰省しなかったが、週末、というか日曜日は休むことに。ツーリングに行ってきた。

時期:2007年8月上旬
とりあえずの目的地:袋田の滝

 第一候補の寸又峡、第二候補の菅平がことごとく雨。北には諸事情によりあまり行きたくないのですが、やむなく北へ。


家(5:50発)→R6(*1)→R118(*2)→袋田の滝(*3)→R118→R349(*4)→R289→R6(*5)→いわき、小名浜漁港(*6)→塩屋崎灯台(*7)→いわき湯本温泉(*8)→常磐道で帰宅(19:40)(*9)

(*1)
 R6
 長距離選手権第8位に載っていますが、実物を見ると毎回ゲンナリします。別に仙台まで行くつもりはなくても数値に圧倒されます。
 そういえば仙台と新潟が多いのは気のせい?地方の中核都市だからでしょうか。

(*2)
 R118、奥久慈は気持ち良かったが写真を撮り忘れる。久慈川でアユ(?)を釣る人々多数。

(*3)
 袋田の滝に到着(10:00)。
 日本三名瀑らしいですね。華厳の滝や那智の滝に比べたら知名度が劣る気がする。

トンネル入り口

滝を見るためにはトンネルを抜けなければなりません。300円也。

トンネルの中

長いトンネルを抜けるとそこは…

トンネルの中

滝。マイナスイオンたっぷり、とか書くと怒られそう…。そんなことはありませんから。

一時涼んだ後、袋田の滝ハイキングコースを少し。少しであきらめたのは結構厳しかったから。富士山にも登頂したことがありますが(観光ルートで)、こちらの方が厳しい。

滝を上から見ようとするけど…木がじゃま。
滝の上


結構登りましたがあまり遠くは見えません…。
遠く


降りてアユを食す。
アユ


(*4)
R349
典型的な田舎の三桁国道(よりは道は良いかも)。ほぼ全線が1.5車線程度で当然ブラインドコーナー多数。交通量が少ないので問題無いですが油断は禁物ですね。
たんぼ

飛ばすよりもこういう道をのんびり走るのが好きです。

(*5)
R6、いわき市内は片側一車線、渋滞が酷かった。反省材料。

(*6)
13:00、小名浜漁港に到着。
小名浜

たまたま小名浜港祭りの日だった。昼間だったので特に何もなかったけど混んでいた。

 市場食堂にて「めひかり定食」を食す。めひかりなんて聞いたことが無い…。こんな魚です。から揚げだったので分からなかったけど事前にこの写真を事前に見ていたら頼まなかったかも。
 きすみたいな白身でさっぱりしていた、美味しい魚でした。見た目によらない。また来たら注文すると思います。食べてばかり、ダイエットは?

(*7)
塩屋崎灯台へ、聞いたこともなかったけど標識があったので向かうことに。
灯台はそもそもが高台の上にありました。
塩屋崎灯台


灯台を上ると…。
北方角
北


南方角
南


高所恐怖症の人間には限界でした。

(*8)
温泉へ。湯島屋

(*9)
相変わらず眠気に襲われる。常磐道は初めてだったので距離感覚が分からず辛かった(もちろん標識はあるのですが、「感覚」としての距離が分からない)。常磐道始点の三郷からいわきまで170km程度、関越換算だと練馬-湯沢と同じくらいか。結構あるなあ。85km/hでノンストップで走れば二時間ですがへたれな自分は休みつつ…。純正チェーン(*10)が伸びないようにゆっくり進んだが、結局伸びる…もうイヤ。

(*10)
早く換えよう。

4437km→4909kmで472km

ツーリングの目次はこちら
  1. 2007/08/17(金) 20:30:01|
  2. ST250
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論文

 実験の進みが遅いけどとりあえず書けるところは書き始めてしまうことに。なんだかんだ言ってやはり書くのには時間がかかってしまうので。Material and Methodsなどは、前の論文と同じ所は基本的にコピペモードですませてしまおう。書けるところはさくさく書いてしまう。

 実は先月一報受理された、と言っても5人authorのうちの3番目。確かにほとんどcontributeしていないのでそれ自体は問題ない。さらにもう一報あり、準備をしているのだがこれもおそらく5人中3番目になりそう。それもまあそんなもんかな、といったところ。

 自分の事に関しては全く問題はないが、authorshipは結構難しい問題。
『アメリカ運動生理研究生活』(今は『アメリカプロフェッサー生活』)の「オーサーシップ問題」にInternational Committee of Medical Journal Editors のガイドラインの和訳があるので引用。

1. 研究の概念やデザイン,あるいはデータ取得, もしくはデータの解析や解釈のいずれかに対して,十分な貢献があること

2. 本質的な知的内容に関して,論文の草稿を練ったり,批判的視点で改訂すること

3. 論文の最終版に対して同意すること

さらに,次のようにも書いてある.

研究助成金の取得,データ取得,あるいはリサーチグループを一般的に監督しただけでは,共著者になりえない



 自分は?と自問してしまう。間違いなく条件を満たしていると断言できる自分の論文が一番遅いのでこちらを早くしないといかんな。高IFの雑誌には載らないだろうけど良い論文になる、と思うんだけどなあ。大した業績のない私が言ってもあまり説得力が無いのかもしれませんが。
  1. 2007/08/16(木) 21:37:34|
  2. 研究室
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エーザイ(続き)

 
 こちらの続き。とりあえずは紹介するだけ。
「BioTodayニュースレター 2007年8月15日」がコメント欄を紹介、そちらから一部引用。

2007-08-15 | 投稿者 : ともすけさん

エーザイがどのようなことを期待して、かの内容のプレスリリースにしたのかは知る由もありませんが、ここ数日、日本の医薬品関係の情報メディアを眺めていると、やはりエーザイのプレスリリースを参照に情報提供しているのが全てです。

BioTodayを知らない人達はそれらの内容から事実を判断してしまうわけですから、誤った認識になってしまいます。


2007-08-15 | 投稿者 : タケさん

エーザイは6件の司法審査請求のうち5件で敗訴しているにもかかわらず、「英語を母国語としない患者・学習能力が不足する患者への説明不足は差別的」とする裁決のみを取上げてNICEが敗訴したような印象を与えるリリース発表していると私も感じます。

同社が本来目指していた軽度アルツハイマー症でのNICE不承認は撤回させることができなかったという点の方が患者・株主等ステークホルダーにとって重大事実であるということを敢えて目立たないようにしているとの恣意性さえ感じます。



 BioTodayのサイトなのでそちらに偏ってもいるのかな、と思いましたが、The Timesでも同様みたいです(こちらは斜め読みしただけですが)。

However, the key claim of the campaigners - that patients should be given NHS Alzheimer's treatment at an earlier stage in the illness - was defeated.



 薬事日報にもありました。
【アリセプトの司法審査】英国高等裁判所が「アルツハイマー型認知症治療ガイダンス」に改訂命令

追記あり
070822エーザイのリリースはピンボケなのか


  1. 2007/08/15(水) 20:22:18|
  2. 薬・製薬会社
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選挙の話、いまさらですが

 いまさらですが選挙の話を、注目していた候補について事実だけを。
 藤井基之氏と常田たかよし氏です。何故注目していたのかというと、お二方とも薬剤師免許を持っており、日本薬剤師連盟(*1)から推薦を受けていたためです。結果としてはお二方とも落選です。
 私自身は薬剤師免許を持っていますが、アルバイトでほんの少し働いたくらいです。従って、実質的にはペーパー薬剤師でしかないので、現場(薬局等)の事情は全く分かりません。現場で働いている方々のご意見は『薬局のオモテとウラ』「[参院選]藤井基之氏は落選」が参考になります。

 もう一つ、気になった事がBTJ /HEADLINE/NEWS 2007/07/30 RANKING MAIL 第1018号で触れられていました。

首相の所信表明演説の中で、医薬品産業を取り上げた首相は安倍首相が国政の歴史以来初めてだったと思います。実際、医薬品医療器機総合機構の定員を3年で倍増するという、独立行政法人としては未曾有の変革を行い、更に官民対話を実現し、医療分野でのベンチャー振興を打ち出しました。少なくともバイオ産業の振興だけに限定すれば、就任1年に満たない間に大きく世の中を進めた実績は認めなくてはなりません。

”イノベーション25”をぶち上げ、この計画の中身はともかく、国民にイノベーションの重要さを認識させ、そして現在、わが国の諸制度がイノベーションを阻むしがらみでがんじがらめにされていることを指摘したことも意味があったと考えます。


 「イノベーション25」のことは聞いていましたが、「首相の所信表明演説の中で、医薬品産業を取り上げた首相は安倍首相が国政の歴史以来初めてだったと思います」、というのは知りませんでした。それなりにバイオ産業に重きを置いていたということですが、来年度から産業界に身を移す者としては今後どうなるのかが気になります(卒業できたらですが…)。勿論産業に限らずアカデミアにも重きを置いて欲しいものですが。

(*1)
 日本薬剤師会と日本薬剤師連盟という二つの組織が存在することを知りませんでした。私の中ではごっちゃになっていました。

日本薬剤師会…日本の薬剤師によって構成される団体。1893年に設立。薬に関する啓蒙活動や薬剤師の利益を守るための活動を行っている。

日本薬剤師連盟…日本の薬剤師職能の向上を目指す薬剤師の団体。日本薬剤師会の会員を中心としている。自由民主党の有力な支持団体の1つである。

なんで二つあるのか未だよく分かりません。

  1. 2007/08/14(火) 21:44:33|
  2. 戯言
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エーザイ

 BioTodayというホームページがあります。色々な情報や無料のメルマガがあるので結構重宝しています。今日のメルマガについて。「BioTodayニュースレター 2007年8月13日」より

◇アルツハイマー病治療薬の使用制限を英国の裁判所が支持

エーザイのアリセプトを含むアルツハイマー病治療薬のNICEによる使用制限を英国の裁判所が支持しました。
(中略)
エーザイは控訴を含めた今後の対応を検討中と言っています。

ところでエーザイは、この裁判の結果を早速ニュースリリースしていますがその内容はかなりピンボケなものとなっています。
エーザイのニュースだけを読んだ人は、今回の裁判であたかもエーザイが勝ったように思うでしょう。

たしかに部分的には勝っていますが、その部分は一番大事なところではありません。エーザイはその一部分のみ強調して肝心な部分をきちんと説明していません。

何のためにエーザイがこのようなニュースリリースを発表したのか理解に苦しみます。顧客の利益を無視した独りよがりなニュースと感じました。(終)



細かいことはよく分かりませんが、強い…。

エーザイのホームページはこちら。プレスリリースは8/10付け8/11付けがあります(pdfです)。


ついでにエーザイについてのニュースも、Asahi.comより

「アリセプト」2011年度売上高は25%減に=エーザイ
 エーザイの内藤晴夫社長は17日、アルツハイマー型認知症治療剤「アリセプト」は米国での特許が切れる2010年度に売り上げのピークを迎えるものの、適応追加や日本での売上増により、2011年度も売上高は前年度比25%減にとどまる、との見通しを示した。都内で開いた医薬品の開発・研究に関する説明会で述べた。
(中略)
中期計画で示した2011年度の売上高1兆円、研究・開発費2000億円、営業利益2000億円、純利益1200億円という目標について、内藤社長は「2006年度の(中期計画)スタート時より達成に自信を深めている」と語った。



 記事の主題というか、重要なところは「アリセプトの売上」ではなく、「2011年度の売上、研究・開発費、利益」だと思うのですが、どうしてこういう見出しになるのでしょうか?この見出しもピンボケですが、意図的なんでしょうか?


NICE…英国国立医療技術評価機構((National Institute for Health and Clinical Excellence)


追記あり
070815エーザイ(続き)
070822エーザイのリリースはピンボケなのか

[エーザイ]の続きを読む
  1. 2007/08/13(月) 19:12:08|
  2. 薬・製薬会社
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製薬業界…時間とも勝負

Nikkei Netより

製薬大手、米で大型新薬申請へ――特許切れ対策急ぐ
 武田薬品工業や第一三共など、製薬大手が2007年度に米国で大型新薬を相次ぎ申請する。各社は年内に2000―1万人規模の臨床試験(治験)を終え、データ解析など申請準備に入る。現在の主力薬は10年前後に米国で特許切れを迎え、各社とも大幅減収が避けられない。世界最大の米医薬品市場で成長のカギを握る新薬投入を急ぎ、収益確保を目指す。
 武田は従来品に比べ副作用が少ないとされる高脂血症薬の開発を加速する。1万人超の患者を対象にした大規模な治験を今夏に終了しデータ解析に着手、早ければ今年度中に申請できる見通しだ。同社は米国で、抗かいよう薬と糖尿病薬がそれぞれ09年と11年に特許切れを迎え、米国売上高が現在の半分以下になる可能性がある。高脂血症薬や開発中の糖尿病薬、抗かいよう薬などの投入で減収分を補う。
[8月8日/日本経済新聞 朝刊]


 武田の治験薬を見てみると「高脂血症薬」は多分TAK-475のことですね。
 コレステロールの生合成経路はこちらが分かりやすいです。現在よく用いられているアトルバスタチン(リピトール)、シンバスタチン(リポバス)、プラバスタチン(メバロチン)、リバロ(ピタバスタチン)などのスタチン系の薬は全部HMG-CoA reductaseの阻害剤。HMG-CoA還元酵素はコレステロール生合成の律速酵素だから良く効く、みたいな話を伺った気がします。
 それに対しTAK-475はスクアレン(squalene)合成酵素の阻害剤。スクアレン合成酵素はもっと下流、どの程度早い酵素なのかは分かりませぬが少なくとも律速酵素ではない。ただ効果が少なくとも同程度で副作用が少なくなるのならば良いと思いますが。「スクアレン合成酵素阻害剤が実際に薬として開発されている」ということすら知らなかったのですが、他の会社も開発しているみたいです。
http://www.google.com/search?num=20&hl=ja&q=squalene+synthetase+inhibitor&lr=



特許が切れる薬
抗かいよう薬…ランソプラゾール(タケプロン)
糖尿病薬…ピオグリタゾン(アクトス)

開発中の薬
抗かいよう薬…どれ?TAK-390かな。これはPPI (proton pump inhibitorであってprepulse inhibitionではない)。
糖尿病薬…SYR-322のこと?(これはDPPIV阻害薬)
  1. 2007/08/12(日) 21:20:57|
  2. 薬・製薬会社
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中枢神経系への低分子干渉RNAの経血管的送達

 ちょっと前の論文ですが。

Transvascular delivery of small interfering RNA to the central nervous system.
Kumar P, Wu H, McBride JL, Jung KE, Kim MH, Davidson BL, Lee SK, Shankar P, Manjunath N.
Nature. 2007 Jul 5;448(7149):39-43.

 中枢性の薬物を創る際、一つの関門となるのが「血液脳関門(BBB)」。活性体がここを通過できないがために工夫が必要な場合がある。例えばパーキンソン病治療薬のレボドパ(*1)。なぜ前駆体でなければならないのかというと、ドーパミン自体はBBBを通過しないから(*2)
 低分子量薬物はそのような(前駆体を用いるなどの)工夫が進んでいるが、遺伝子治療に用いられるsiRNAやDNAベクターなどについてはまだ方法が確立されていない。本論文ではそのような遺伝子治療を最終目標とし、siRNAを脳へと移行させる方法を報告している。
 これまでのgene therapyではsiRNAやDNAベクターを直接脳に投与するしか方法はなかった。しかしそれでは投与した部位周辺にのみとどまり脳全体に拡散しない、高侵襲性である、などの問題点があった。それに比べ、例えば静脈内に投与し、BBBを通過させることができればより低侵襲性である、簡便であるなどメリットがある。
 本論文ではravies virus(*3)が神経向性ウイルスであるということを利用し、ravies virusのglycoprotein (以下RVG)を用いてsiRNAを脳へと移行させることに成功している。RVGはニコチン性のアセチルコリン受容体に特異的に結合し、ウイルスが神経細胞に入り込むのをサポートする役割を果たすタンパク(29アミノ酸なので正確にはペプチドなの?)らしい。
 実際にRVGの細胞への結合を検討すると、Neuro2aには結合するが、BHK21、HEK293T、HeLA、CHOなどの細胞には結合しない。これは組織でも同様で、単離した脳標本には結合するが脾臓標本には結合しない。また、培養細胞を用いて、αブンガロトキシン(ニコチン性アセチルコリン受容体に結合する)によりRVGの結合量が低下することも確認している。
 また、RVGは感染した神経細胞のaxonを逆行性に輸送されるという特性を持つ。この特性故に、axonを辿り、脳全体にvirus vectorを拡散させるということが以前から知られているらしい。しかしRVGは核酸とは結合しないため、そのままではsiRNAを運ぶことはできない。そこで負にチャージされた核酸と親和性を持ち(具体的には正にチャージされている)、なおかつ細胞膜を透過することのできるshort peptideを用いる。ここではアルギニンを9個つなげたものを用いている(9R)。そしてRVGと9RをつなげたRVG-9RとsiRNAを混ぜると電荷により複合体を形成するらしい。そして培養細胞へと適用するとsiRNAはNeuro2aには入るがHeLaには入らない。凄い。なおsiRNAにはFITCがくっついているので分かるみたいです。
 次にFITC-siRNA/RVG-9R混合物をマウスの静脈に注射する。すると脾臓、肝臓では全くFITCの蛍光が観察されないが、脳では観察される。凄い。
 実際にノックダウン効果は見られるのか、という点も検討している。GFPトランスジェニックマウスに対し、GFP siRNA/RVG-9R混合物を投与するとGFPの発現量が脳でのみ低下する。ワイルドタイプマウスに対してSOD1 siRNA/RVG-9Rを投与しても同様の結果。最後に日本脳炎ウイルスに対する効果を見ている。マウスに日本脳炎ウイルスを感染させると10日後に死んでしまう(n=9全て)。しかし、日本脳炎ウイルス(1本鎖RNAウイルスらしい)に対するsiRNA/RVG-9R混合物を投与すると、ほとんど死なない(n=9で80%位の生存率なのでおそらく2匹だけ死んだのだと思う)。あとRNAiを使用する時に問題になりがちなのだが、この実験系ではインターフェロンは誘導されていない。
結果は以上。
 この方法の凄いところは「脳へも移行する」ではなく、「脳だけに移行する」という点。筆者達も述べているがいくつか改善できる点はある。また、"RVG-coated nanoparticle"を用いれば低分子量化合物(siRNAや抗体などではない、いわゆる「普通」の薬)を脳にのみ運ぶことができるかもしれない。あんなことや、こんなことができそう、とここには書けないような妄想が広がるが、ひとこと言うならば、「これは欲しい」。薬だけではなく、基礎でも役に立つと思います。

これも似たような話ですかね。
ウイルスの殻で包装、標的臓器に薬「宅配」 阪大開発(朝日新聞)

(*1)実体はL-Dopa。ドーパミンの前駆体。
(*2)L-Dopaは通過する。
(*3)狂犬病ウイルス

  1. 2007/08/11(土) 21:44:26|
  2. 論文
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アンジオテンシン変換酵素とアルツハイマー病

 J. Neurosci.の最新号から。

Angiotensin-Converting Enzyme Converts Amyloid β-Protein 1-42 (Aβ1-42) to Aβ1-40, and Its Inhibition Enhances Brain Aβ Deposition
Kun Zou, Haruyasu Yamaguchi, Hiroyasu Akatsu, Takaaki Sakamoto, Mihee Ko, Kazushige Mizoguchi, Jian-Sheng Gong, Wenxin Yu, Takayuki Yamamoto, Kenji Kosaka, Katsuhiko Yanagisawa, and Makoto Michikawa
J. Neurosci., August 8, 2007, 27(32):8628-8635

 アブストしか読んでいませんが
1. ACEがAβ(1-42)→Aβ(1-40)のconversionを行っている。
2. ACE阻害薬(captopril)をTg2576 mouseに投与するとAβの沈着が増える。
 という二点について論じているのだと思う。PubMedを漁ると類似の報告がいくつか(angiotensinとalzheimerと入れるだけで結構出てきます)。

Amyloid beta-protein is degraded by cellular angiotensin-converting enzyme (ACE) and elevated by an ACE inhibitor.
Hemming ML, Selkoe DJ.
J Biol Chem. 2005 Nov 11;280(45):37644-50.

 タイトルしか見ていません。Aβ(1-40か1-42かは不明)はACEにより分解される。またACE inhibitorによりAβの量は増える。

Angiotensin-converting enzyme degrades Alzheimer amyloid beta-peptide (A beta ); retards A beta aggregation, deposition, fibril formation; and inhibits cytotoxicity.
Hu J, Igarashi A, Kamata M, Nakagawa H.
J Biol Chem. 2001 Dec 21;276(51):47863-8.

 これらの三報について、方向性は一致している。すなわちACEがAβの毒性を弱める方向に働く。従って、ACE阻害薬はアルツハイマーのリスクを高める可能性がある、かもしれない。

 しかし特に作用は無い、と論じている論文もある。

Effects of prolonged angiotensin-converting enzyme inhibitor treatment on amyloid beta-protein metabolism in mouse models of Alzheimer disease.
Hemming ML, Selkoe DJ, Farris W.
Neurobiol Dis. 2007 Apr;26(1):273-81.

 これもAD model mouseに対し、captoprilを投与したが、Aβの量や沈着には影響が無いという報告。


A pilot clinical trial of the angiotensin-converting enzyme inhibitor ceranapril in Alzheimer disease.
Sudilovsky A, Cutler NR, Sramek JJ, Wardle T, Veroff AE, Mickelson W, Markowitz J, Repetti S.
Alzheimer Dis Assoc Disord. 1993 Summer;7(2):105-11.

AD患者にceranaprilを投与しても有意な変化は観察されなかった。


 その一方で『アルツハイマー病の予防と治療』より

Ohruiら7)は同じ降圧薬でも,脳血液関門を通るACE阻害薬(ペリンドプリルエルブミン,コバシル)を用いたところ,Ca拮抗薬,脳血液関門を通らないその他のACE阻害薬,b拮抗薬や利尿薬に比べてADの発症を1/4に減少させたと報告した.


 コバシル…ペリンドプリルエルブミン
 参考文献がPubMedでは見当たらなかったのですが、これはACE阻害薬効がアルツハイマーの発症を抑える、という話ですね。このあたりのdiscrepancyについて色々可能性は考えられますが、結局結論は「まだ分からない」、ですかね。


 全く関係ないけれどScienceの最新号から。ちゃんと読んだら書くかもしれません。

High-Speed Imaging Reveals Neurophysiological Links to Behavior in an Animal Model of Depression.
Airan RD, Meltzer LA, Roy M, Roy M, Gong Y, Chen H, Deisseroth K.
Science 10 August 2007:Vol. 317. no. 5839, pp. 819 - 823

 タイトルと(さらっとしか見ていない)図からも凄さが伝わってくる。
 Deisserothについては『potasiumchの日記』の「光を当てて細胞活動をON/OFF」に書いてありました。私の中ではこちらこちらの様な仕事の印象が強いのですが。
 いま気づきましたがpotasiumchさんのところで書かれている、この光のシステムと以前書いた「細胞種特異的な抑制」のシステムとはcompeteするものなのかな。まあgeneticalに、ある特異的なpromoterで走らせる場合とtransfectionをする場合では用途が違うこともあるのでそれぞれの特性を上手く使い分けることは可能。結論としては「両方欲しい!?」。しかしトランスジェニック(NN)の方は結構手間がかかる…。
  1. 2007/08/10(金) 22:29:00|
  2. 論文
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ヒトの単為発生

 Yomiuri Onlineより

 論文捏造の黄・元教授、ES細胞作製は世界初の方法だった
 論文捏造(ねつぞう)で失脚した韓国ソウル大の黄禹錫(ファン・ウソク)元教授らによる、ヒトクローン胚(はい)からの胚性幹細胞(ES細胞)は、実は「単為発生」でできた胚から作製したものだったことが、日米などの研究チームによって確認された。
 米医学専門誌電子版で3日、発表した。
 単為発生によるES細胞の作製は世界初で、難病の治療に新たな道を開く成果といえそうだ。
 単為発生は、卵子が精子と受精していないのに、受精卵のように細胞分裂する現象。この方法で、さまざまな臓器の細胞などになる可能性を秘めたES細胞が作製できれば、卵子提供者には、移植しても拒絶反応が起きない。
 研究チームは、黄元教授らが作製したES細胞のDNAを詳しく解析。その結果、ES細胞は、卵子が刺激によって細胞分裂する単為発生によるものだったことがわかったという。

(2007年8月3日23時0分 読売新聞)


 門外漢でよく分かっていないのですが、ヒトで単為発生ってことですよね(in vitroとはいえ)!?上手い例えが思いつかない(瓢箪から駒?)けれど思わぬところに発見があるものですね。黄教授もそっちを発表すればよかったのに、と思わなくはないですが。月田承一郎先生著書の中で仰っていたような「目」(正確な表現は忘れてしまいました)が無かったということなのかもしれませんが。


 単為発生に関して、実験的にはマウスで三年前に報告されています。Adultまで育つというのもポイントなのでしょうか?

Birth of parthenogenetic mice that can develop to adulthood.
Kono T, Obata Y, Wu Q, Niwa K, Ono Y, Yamamoto Y, Park ES, Seo JS, Ogawa H.
Nature. 2004 Apr 22;428(6985):860-4.

 生まれてきたマウスの名前は確かkaguya。かぐや姫になぞらえたとか・・・。でもかぐや姫には父親だけでなく母親もいない。どうせならキリストみたいな名前にしてしまえばいいのに、と思いましたが流石にまずいのでしょうか。

 さらに無知を晒しますが、こういう研究は全て卵細胞で行われていると思うのですが、精子ではできないのですか?いや、「卵子提供者」は全て女性なので精子でもできないのかな、と思っただけです。

 と思ったのですが、体細胞からもできそうだということらしいですね。
 Wikipediaの胚性幹細胞から

体細胞からのES様細胞の樹立
2006年8月25日の科学雑誌Cellに京都大学再生医科学研究所の山中伸弥らによる論文が発表された。論文によると山中らはマウスの胚性繊維芽細胞に4つの因子(Oct3/4,Sox2,c-Myc,Klf4)を導入することでES細胞のように分化多能性を持つ細胞(induced pluripotent stem cell,iPS細胞)を確立した。ES細胞マーカーの発現量や分化条件などにおいてES細胞と異なる点があり更なる研究が必要だと思われるが、ES細胞に代わる細胞として大きな注目と期待を集めている。


元論文はこれですね。

Induction of pluripotent stem cells from mouse embryonic and adult fibroblast cultures by defined factors.
Takahashi K, Yamanaka S.
Cell. 2006 Aug 25;126(4):663-76.

今後に期待です。

070820記
関連記事あり。
「単為発生」
  1. 2007/08/09(木) 20:11:36|
  2. 論文
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BDNFのSNP産物(BDNFVal66Met)と不安行動

論文メモ
主題はこちらの論文。

Genetic variant BDNF (Val66Met) polymorphism alters anxiety-related behavior.
Chen ZY, Jing D, Bath KG, Ieraci A, Khan T, Siao CJ, Herrera DG, Toth M, Yang C, McEwen BS, Hempstead BL, Lee FS.
Science. 2006 Oct 6;314(5796):140-3.

 端折ったつもりだったけれど若干長くなってしまったので折りたたみます。

[BDNFのSNP産物(BDNFVal66Met)と不安行動]の続きを読む
  1. 2007/08/08(水) 19:39:58|
  2. 論文
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Author:ikettie

・博士号(薬学)取得後、とある製薬企業の研究者になりました。
・大学と企業の違いに戸惑いながら日々の思考の変化を追っています。
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・初めての方はこちらへどうぞ(070824改編)
・検索エンジンから「ST250」でいらした方はこちらへどうぞ

・ツーリングの目次はこちらです。
・トップ画像の拡大写真はこちら。2010年5月3日@萩ユースホステルからの夕日です。夕日を見送るのが好きなので、良くツーリング先で夕日を見送っています。



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